青春さん

夕方6時をだいぶ回って帰る仕事終わりの横断歩道。駅前に若者が屯する場所のなくなった我が地元。郊外のミスドから家路に帰るであろう女子高生4人組がきゃあきゃあ言いながら、点滅している横断歩道を走って渡っていった。そのうちの1人が、"ウチら青春してるね!"と言っていた。僕は"そうだな"と声が出かけたが、それをすると彼女らの青春と、自らの社会的立場が台無しになるのでなんとか踏みとどまった。人生の主役は君らだし、僕でもある。

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