アイスラリマーとは何か？

2021年1月20日 13:39

「アイスラリマーってなんですか？」
よく聞かれるので書き始めたのですが、実は難しい問題です。
ラリマーは言わずと知れた3大ヒーリングストーン、青や海の好きな日本人にも大人気の天然石です。(お買い得品から最高級までそろってますよー！😆)

ラリマー自体は発見した方のつけた名前(鉱物名はペクトライト)ですが、「アイスラリマー」は俗称です。
現時点では水色と白の混じる、少し透明感のある淡いラリマーのことを言います。(↓の小さい玉の方です。大玉は最高級の物)
でも、特にコレと言った基準は無いのです。

元々は…ラリマーは青ければ青いほど価値が高いので、色が薄い部分も売れやすい様に良い名前をつけた物がアイスラリマーだったとのことです。

しかし名前があまりに良過ぎた(笑)せいで"アイスラリマー"が欲しい！と言う方が増えました。

名前が重要…気持ちはわかります！
私だって、青緑のトルマリンではなく"パライバ"トルマリンが欲しいです。(笑)
誕生石だからと言う理由で"エメラルド"はとりあえず買いました。
名前に惹かれたとしても、満足感が得られるならそれもまた良しです。欲しい理由に貴賎無しッ！！

しかし"アイスラリマー"に期待してワクワク見に来た方に従来のアイスを見せると、思ってたのと違う…とガッカリされがちです。
そしてより透明感が強く青い高級ラリマーの方が"期待されるアイスの姿"に近いため、最近はそちらがアイスと言われる事が増えました。
当店の透明度の高いラリマーを見て、あっこれがアイスラリマーってやつですね！？と言う方も多いです。

これも非常にわかります。
私も最初、卸の人に見せられたアイスラリマーを見て「あれ、こっちがアイス？そっちの透明な方ではなく？どう見てもこちらでは…」と聞き返してしまいましたから😅

そしてその需要から、最近は「青くて模様のある良い部分も全部アイス(アイス言うたら売れるから)」と言うお店も出て来てわけがわからんことになってたりしますw

実際「とにかく"アイスラリマー"が欲しいんです！青くて模様の綺麗なアイスラリマーを！」とお客様に言われて説明したことがありますが、
その方は私の説明では納得いかなかった様で、
透明感すらない普通のラリマーをアイスだと言い切ったお店で購入されたようです。
でもそのラリマー自体は価格相応の良いラリマーだったので「アイスが手に入った！」とお客様が喜ぶのならそれで良かったのでは…？？とも思います。
難しい所ですね。

「アイスラリマー」「キングラリマー」「ロイヤルラリマー」「AAA」実はどれも基準はなく、勝手に名乗って良い物です。
私もロイヤルはロイヤルブルー=深い青が伝わりやすそうなので使うことがあります。
ちなみに例のパライバガラスが「キングトルマリン」と書かれて売られていて笑いました。
キングはちょっと怪しいですね😅

長々と書きましたが…最初に戻って、アイスラリマーとは何か？をまとめると。
「水色で芯に近い部分のことだったけど、透明感のある物全般を指す言葉に変わりつつあるよ！」でした。
卸のお店も数店は、青くて透明感の強い物も水色もどっちもアイスと言い始めておりますw