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NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一プレイング・ザ・ピアノ を観て

2020.6 にがんとわかってからの闘病生活を送っておられる
坂本龍一さんの音楽番組から

「退院して帰ると体力がガクっと落ちていて
少し回復するとちょっと作ってみたいなと
気持ちが回復してきたら日記のようなスケッチのように曲を作っていた

心の平安を求めて書いたスケッチ
日記のようなスケッチをしたのが自分としては薬になっている…良かった

人生観は大きく変わった
パンデミックと個人的な病気で自我が揺さぶられる感じがあった
枯れた世界にいよいよもっと惹かれるようになって
雨が降り出すと雨の音を静かに聴いている
竹林の風が通っていく時の竹が揺れる音
そこに何が足せるか
どうやってその自然の音と共演できるか

ゆっくりわざと弾きながら
音と音の間の響きがものすごく好きで、味わいたい
響きの音楽をオーケストラでも演ってみたい」

この番組の中の「The Sheltering Sky」の演奏に😭

コロナ陽性自宅療養解除日の昨日
抗原検査未だに陽性と目眩でテレワークも数時間が限界
オンライン診療や近所の診療所にトライしてみたものの手応えなし
対処療法と体力回復しかない今
わたしの中の2022と2023は終わっても始まってもいなくて悔しかった

でも
今朝、この音楽をこの音の響きを じっくり聴いて
煌びやかものではなく
枯れた世界に惹かれているという言葉にしっくりいった
そしてモノトーンと光だけがこの音楽に似合う意味がとても良くわかった

どうやって自然の音と共演できるか
それは 
どうやったら療養者の自然な生活に
看護師として沿う仕事ができるかと同じ
一時も頭から離れない永遠のテーマと感じた
あの、看護学校へ願書を出した時から17年目
こんなにのめり込んでいる自分がいて本当に良かった

NHK MUSIC SPECIAL 坂本龍一プレイング・ザ・ピアノ https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2023010512738?playlist_id=015f3760-e630-408a-b885-a639739f0d74

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