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自転車の立ち漕ぎはサドルの低さからきている??

みなさんは日頃自転車に乗っていますか?

さっき近所を散歩していてふと見かけた自転車から着想を得て、ちょっと書いてみました。

 

1.立ち漕ぎは実は非効率な乗り方

今も日常的に自転車に乗る私ですが、中学生の頃は毎日片道5.5kmあるアップダウン多めの通学路を自転車で往復していました。
(いわゆる ‘ママチャリ’ タイプの自転車です)

家を出てまもなくのところに一番手強い長くて急な坂があるのですが、その坂と毎日格闘する中で気づいたことがあります。

立ち漕ぎするよりも、座ったまま腕・肩周りをがっちり固めて踏ん張りながらペダルを押し込んだ方が楽に登り切れる!

 

急な坂に遭遇したときによく使われるのが「立ち漕ぎ」ですが、あれは実は効率が悪く消耗も激しい漕ぎ方です。
全体重掛けられるじゃないと思うかもしれませんが、立ち漕ぎの弱点は ‘立ち上がる’ ところにあります。

地面でもない動く物の上で立ち上がると、どうしてもフラフラしますよね。
立ち上がってペダルを漕ぐということは、
ペダルを漕ぐ + 体のバランスをとる + 体重を支えるという3つのことを同時にしているわけです。

せっかくの脚の力が「ペダルを漕ぐ」以外の2つにも分散してしまうので、意外ともったいない漕ぎ方だと私は考えています。

 

一方で上体を固めて脚でペダルを押し込む漕ぎ方は、最初練習が必要かもしれませんが、慣れればけっこう楽です。

失速して初速がなくなってしまうときついのは立ち漕ぎと同じですが、初速さえ気をつければ、グイグイとわりと持続的に漕ぎ続けられます。
座った姿勢のままなのでフラフラせず、ペダルを踏み込むことだけに集中できますしね。

 

 

2.適正位置よりサドルが低い人が多い気がする

もう1個最近気づいたのが、サドルが低いまま自転車に乗っている人が多いことです。

自分もそこまでこだわって高さ調節しているわけではありませんが、気づいたときには直すようにしています。

 

たしか昔親から教わった気がするのですが、一番下までペダルを踏み込んだとき(地面に対して垂直に伸びた状態)に、膝が伸び切らずやや余るくらいになるのがベストのサドル位置らしいのです。

逆にペダルが一番下にきても膝が大きく曲がっている場合は、サドルが低すぎるかもしれません。
実際、低すぎるサドルを上げてやると、膝回りの窮屈さが軽減され格段に漕ぎやすくなるのがわかります。

 

※改めて調べてみるとママチャリは街中での日常使いが多いため、安定性の観点からも一概に低すぎるとは言えないかもしれません。

 

 

3.(1+2) 立ち漕ぎが多用されるのはサドルが低いことも一因?

以上の2点を考え合わせたときに、
「サドルが必要以上に低いことにより窮屈で脚のパワーが活かしきれず、結果疲れるけど立ち漕ぎに頼らざるを得ない」
というような現象が起きているのではあるまいか!?という仮説を勝手に唱えたくなったわけです。

まあたぶん違うでしょうけど笑

ただ、サドルが高めだと立ち漕ぎのときに邪魔になりやすいので、低いサドルと立ち漕ぎの相性がいいというのは多少言えるかもしれませんね。

 

買い物で重い荷物を載せたり子どもさんの送り迎えをしたりするなら低めが安全かもしれませんが、そうでない方はぜひ一度サドルの高さをチェックしてみてはいかがでしょう。

ちょっと変えるだけで劇的に漕ぎやすさが改善されるのでオススメです。
適正なサドル位置と交通ルールの順守で、ハッピーな自転車ライフを!

 

'21/09/19 最終更新

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