土鍋焙煎

コーヒーの飲み頃は育つ

先ほどちょいちょいうちのコーヒー豆を
買いに来て下さるお客様がいらしていて。

「やっぱりやきたては違いますね」
「このシステムすごくいいと思います!」

という言葉をいただいて嬉しかったのです。

この「システム」というのは、

数日前にメールで予約いただいて、
お店に取りに来る…

だけのことで。
システムというほどでもないのですが(笑)

先の9月から、

「コーヒーはテイクアウトのみ」
「コーヒー豆は原則事前予約」

というまあまあの大冒険をしまして。

売上等数字的にはやや落ちましたが、
思ったほどの大変動はなくて。

でもその分、こちらの都合を配慮して下さる、
素敵なお客様と接する時間が、格段に
増えた
ように思います。

鮮度のいい豆をお渡しできるし、
お客様の時間も手も煩わせない。
経営的にもロスが少ない。
業務も効率化されましたから、
家族と過ごせる時間も少し増えました。

注文が立て込むとプレッシャーに
なることもありますが、予約制だからこそ
多少の納期のコントロールが可能なわけで。

「より焙煎に対して、真摯に向かえている」

そんな気がするのです。

店内での喫茶営業、予約以外のお客様への
販売中心の時よりもです。

もちろん他の同業者さんのように
大きな焙煎機で沢山やいて、
温度管理できる環境でよい状態をキープする、
そんな環境はうらやましい限りですし、
すばらしいことです!

でもうちは、そもそも、
焙煎機が高くて買えない所から
商売が始まっていて(苦笑)

特注土なべで、少量ずつ焙煎するという
発想にたどりつき、今があります。

正直、大型焙煎機や保温庫への投資も、
現状は不可能な状況です。

でもそのかわりにうちは、

なるべくやきたての豆を、少量ずつ
コンスタントに焙煎して売り切る。

そのスタンスを守っていきたい
と思っています。

焙煎直後の味はうすめでも香り高い味わい。

数日たってガスが落ち着き、豆自体の甘味が
前面に出てきた味わい。

1週間以上たって、少し豆の油分が
浮いてきて、旨味ののった濃厚な味わい。

これらの味の変化がすべて味わえるのは、
やはり「やきたての豆」を入手しないと
難しいわけで。

そうなのです、私が感じて頂きたいのは、
一杯のコーヒーのおいしさだけではなく、

「焙煎後から変化していく味のおもしろさ」

だったりします。

やきたてのコーヒー豆を、1~2週間ほど
かけて「育てる楽しみ」の方なのです。

保存食と思われがちなコーヒー豆ですが、
大量購入するよりは、
新鮮な豆を少量ずつ買って、
自分好みに育てながら飲み頃で飲む。

それが一番、私個人的にはおすすめの
楽しみ方ですね。

コーヒー好きのうんちく戯言ですが、
ちょっと頭の片隅においてやっていただくと、

「コーヒーライフがややおもしろくなること」

うけあいでございます、はい!

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