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もう9年になりますか。


気づけば3.11。


震災当時娘は0歳でした。

発生時は大きな揺れにあわてて、
眠っていた娘を抱きかかえて
外へ逃げ出しました。

少し落ち着いたところで部屋に戻ってみると、
寝ていた布団の上に室内灯が
フードもろとも落ちていて、
間一髪だった事を想い出します。


その娘ももう9歳です。


被災というほどでもないのですが。
あの日をきっかけに人生が変わった
人間の一人ではありまして、一応私も。


知らない方もいるかもしれないので、
ざっくりご説明しておきますと。


当時、トーンダウンしつつも音楽活動を続けながら、
福祉施設で責任者をしていたのです。


でも震災によってその勤務先のビルに
修復できそうもない大きな亀裂が。

もはやその場所で施設運営はできなくなりました。

その直前に経営者が代わったことなんかもあって、
急遽、路線変更。

勤め先の施設を閉めることになったのです。

残って別事業の立ち上げ等をしないか?
という打診もあったのですが。


以前から

「子育ては沖縄でしたい」

と言っていた、沖縄出身のかみさんの言葉を
聞いていたので。


「これも何かのタイミングだろう」


とふんぎりをつけ、仕事を辞めて、
沖縄へやってきたわけです。

あの震災がなかったら、間違えなく、
私は未だに関東にいたことでしょう。

あの震災を前向きにとらえる…

にはあまりにも多くの犠牲がありすぎて。
そう簡単に口にする事なんてできませんが。


逃げて、離れて、好きなことして、家族と生きる…

という選択をしたおめでたき人間としましては。

生きたくても生きられなかった方々の分まで、
楽しんで、生きぬきたいと。


それは心底思っています。


そして、身近で大事な人達から、
幸せをおすそ分けできる器になりたい
とも思っています。

でも…

「まだまだ自分のことだけで精いっぱいだよ…」

と思っている私も確実にいて。


「もっと自分なりの幸せをつかまなきゃ…」


ともがいているのが実際です。


でも


「絶望を描いても救われる人がいる…」


というようなことをどこかの作家さんが
言っていました。


どんなにみっともない姿でも、
その姿を見て憧れる人が現れたりして、
影響を受けたその人も幸せになっていく…

そんな都合の良い未来だってありえる
気がしているのです。

私も生き残った人間なりに、
全力で生きぬくことを誓います。


今、あなたも色々しんどいですよね?


でも生き抜きましょうね。
時に歯を食いしばってでもさ。


黙祷。


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