ドンマツオ リメンバー#1

 昨晩は寝苦しかった。季節外れの生暖かさのせいか、それとも細胞の奥に沈殿していた疲れ成分が、ここぞとばかりに大声を上げ始めたのか…(あ、イカンイカン)
 若い頃の思い出を。ズボンズ始めて間もない頃はひと月か二月に1回だけやっていた。ズボンズは免除されたが、その頃普通はライブハウスの昼の部でオーディションを何回かやり、店が認めてくれたら(何を認めてたのやら)夜の部に昇進。20枚ほどのチケットノルマを言いつけられ、売れなければメンバーが補填して、つまりバンドがお金を出し合って演奏を許可してもらっていたのであった。なのにブッキングは場当たり的に適当かつ、終演後は店の人間に説教されたりとか、今思うと何だったのか(説教またはアドバイスが役に立ったことは一ッコもなかった)。今もそのようなシステムが残っているのか分からないが、オーディションは無いですよねー?更に、一応ブッキングもちゃんとしてる気もする。出会いやすいような。

 まあ、ともかくそんなだからかどうか分からないが、当時のバンド達は相互で仲良くしたり褒め合ったりすることはほとんど無く、機材をセッティングしている時も前のバンドの客か帰る前にと、とにかく早め早めにやってたことを思い出す。おれたちの方がカッコいいんだから聞いてけよと(今ボクがチューニングも碌にせず、BGM下がる前にやり始めるのは、その頃の名残りか…すみません修正します)

 とかそんな厳しいロック環境であったにも関わらず、バンドのレベルは当時の方が高かったのかというと全然そうでもなく、仲良く楽しくやっている今の若ロッカー達の方が余程かっこいい。我々に残されたのは昭和的パワハラ体質、コミュ精神不足、批判的体質だけで、まったく損した気分である。やはりせっかくやるならば仲良く楽しくやりたいものですよね。(セッティングも、まあまあゆっくりやっている)そのような若い頃だったものだから、今思うと、初期のアメリカツアーの頃などツッパって地元のバンドと仲良く出来なかったなーとか残念に思う事もある。SNSも無い時代だったしなー(皆んなそれぞれかっこいい若老人になっていることであろうか)

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