【字書き日記】作品と文章の方向性

お久しぶりです。ずっと更新していない間にも読んでもらったりフォローしていただいたり、大変ありがたい限りです。
本日は久々に小説じゃない文章を書きたいなと思って、noteにて記事を書いてみることにしました。
インプット量がかなり少なかった私ですが、最近は一般に販売されている小説を継続して読んでいます。
ミステリーや恋愛小説なども面白いけど、やっぱり純文学が大好きです。この表現いいな…とうっとりしてしまうし、この文章のリズムを自分も真似できるだろうか?って二次創作で挑戦してみるのがめちゃくちゃ楽しいです。
言葉にできないものを言葉にするということ。簡潔で分かりやすい言葉では表現できない何かを軽快に言葉に置き換えるよう試行錯誤するということ。その上で、自分の思い描いたストーリーを最大限出力で書ききって、読者の心に届けるということ。
本当にこの上ない楽しい趣味だなあと思います。小説を書いてる時、脳内の何かがあふれ出してる気がします。

字書きにもいろんな種類の方がいると思ってて、いちゃらぶやエロで話全部を書けてしまう人や、解釈を入れたくなっていちゃらぶやエロはあくまでストーリーのスパイスでしかない人。私は圧倒的後者です。前者に憧れた時期もありましたが、自分で言うのもなんですが後者の字書きは少ない気がしているので、それをもう自分の特性として受け入れるのがいいのかもしれない…とほどほどに諦めがついてきました。
このnoteの最初に書いたように、「あんな話があったな」と読者の心にのこってくれること。推しカプの彼らでしか成しえない話を書くことが、読者の心に残ってゆくこと。最近ずっと小説を書き続けていたからか、知らないうちに私は疲弊し、最も基本的で大切なことを忘れていたようです。相互さんが思い出させてくれました。ありがとう。(ここで偉そうにしゃべっていたくせに…!?)

■どこまで書いて、どこまで差し引くべきか

私は、読者の心に残るものというのは、「読者に思考させること」だと思っています。だけど二次創作の場合、ある程度のわかりやすさと、思考させる余白を、全体が10だとしたら8:2くらいの割合でないと読者に汲み取れないような気がしています(マジで体感ですが)。
でも商業の素敵な小説なんかは、これが6:4だったりなんなら4:6だったりする作品も全然ある。こんな小説書きたい…と思って長編を書いているのが現在の私です。本当に、実験的。でも書いてみています。面白いから。
小説ってなんだろう、と考えた時。全部説明しちゃったら小説じゃないのかもしれないと最近は思っています。小説を書くということは、単純化したら伝わりきらないなにかを余白や言葉を駆使して読者に伝える作業なのかもしれない。書く人の自己満といったらそれまでだけど、それがやりたいからやりたい。それで伝えたい解釈やストーリーがある。
絵や漫画よりもずっと参入の敷居が低い小説ですが、書けば書くほど奥が深いな…と思います。私は一体どこに行きつくのか…だれにもわかりません。

■エロ二次創作BLについて

私にとってエロはストーリーのスパイスでしかないし、エロメインでは1万字もきついってレベルで苦手なんですが、なんかわからないですけどやたら読者に刺さるようでちょっとした掌編でも毎日匿名で何かしらメッセージくるほどに求められています。ときどき全然カプ違いの人にもどんぶらこが認知されててビビるんですが、エロの効果でしょうか?いやそうだろうな。エロは瞬発的に生産できるけどシリアス長編は1、2日で完成するものではないのでね…。おかげで作品群の6割はエロになっている気がするし。
けれど解釈シリアス話を書いたタイミングで大手さんにフォローされることも多いので、エロと、シリアスの両刀を自分の武器と思うしかないですね。
苦手なのに私の作風の半分を構成している…自分でもよくわかっていないです。
本当はここのnoteでも刺さるエロ小説の書き方について書ければいいんですが、ただの私の性癖の話となり身にならなさすぎる気がするので控えます。ただ、かわいいものよりは男性向けなものの方が強く求められると思ってます。♡喘ぎは使いようですが、あまりに♡並べて濁点だけにした小説は、人気ではあるかもしれないけどエロい文章を書く力量がない人の誤魔化しだとも思っています。書きたいの、それじゃねえんだよなあ…♡連発のわりにやってることそんなエロくないのもよくある話です。
辛口になっちゃった…

以上、最近考えていることでございました。
また機会があったら書きにきます。