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無意識

 年末に始めた試作がうまくいかない。何点か同時並行で試みているので、中には少し見込みがある物もあるのだが、これと決めてかかると、外れてしまう。


 無意識にやったものが良い。ある程度以上の大きさの画面になると、無意識でいることが難しくなる。無意識を試みて方法論の定型に陥るのが、美術史の示すところだが、それでは意味がない。


 おそらく、無意識という物を考え違いしているのだろう。そうやって美術史を見返すとヒントはある。しかし、それは私のものではない。新年が明けたら早速に試してみよう。
 解決するには、描くこと以外ないのだ。

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