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Good Night Music #14

おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまでほぼ一日一回紹介する企画です。

今回はこちら。

David Sylvian「Secrets of the Beehive」です。

David Sylvianはイギリス出身のアーティスト。
1974年に結成し1982年に解散したJAPANというロックバンドのヴォーカリストとして活躍し、その後ソロアーティストとして活動しています。

最初期はロックな作風の作品の中に、静かなエモーションを感じさせる瞑想的な作品が混じっていましたが、どんどん後者の割合が増えて、いまはほとんど後者の作風になっています。

今回ご紹介したアルバム「Secrets of the Beehive」は、深い森の中にある美しい湖の水面からその奥底までを、透明な眼で見通しながらすべてを感じ、それを歌にして放っているような作品群です。
静かで、深く繊細な情感に満ちています。

David Sylvianは、L'Arc〜en〜CielのHYDEが影響を受けたアーティストのひとりで、HYDEファンの方にはお馴染みかもしれません。
HYDEのソロアルバム「ROENTGEN」に、その影響が感じられます。

ご紹介した「Secrets of the Beehive」は、一曲目が「September」なので、秋の夜長向けかなと思ったのです。
でも、いつ聴いても色褪せず美しい作品集として長年愛でてきたので、ここでご紹介してみました。

よろしかったら、夜のおともにどうぞ。

やすらぎに満ちた夜を。

おやすみなさい。



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