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Good Night Music #49

おやすみ前の夜の音楽を、ネタが尽きるまでほぼ一日一回紹介する企画です。

今回はこちら。

Robert Glasper Experiment「Black Radio」です。

Robert Glasperは、アメリカ出身のシンガー、ジャズピアニスト、音楽プロデューサー。
今回ご紹介する「Black Radio」は、2012年に発表された作品で、第55回グラミー賞の最優秀R&Bアルバム賞を受賞しています。

Robert Glasperは、ジャズを基盤としながら、ソウル、ヒップホップなどジャンルを超えて、まさにジャズクロスオーバーというべき作品を世に放っています。

Robert Glasper Experimentは、Robert Glasperがヒップホップ寄りのアプローチで表現をするときのユニットで、「Black Radio」はその第1作目にあたります。
自身のオリジナル曲のほか、Erika Baduをヴォーカルに迎えたMongo Santamariaの名曲「Afro Blue」、Sade「Love Deluxe」収録の「Cherish the Day」、David Bowie「Letter to Hermione」、Nirvana「Smells Like Teen Spirit」などのカヴァー曲も収録されています。

Robert Glasperの流れるようなピアノの音色は、水のようにかたちを変え、あらゆるもののボーダーを超えて、時には寄り添い、時には染み込むように響き渡って、すべてを行くべきところに連れて行くかのようです。

Glasperの作品、どれも良すぎるのですが、これに収録されている「Smells Like Teen Spirit」を聴いていたら、自分の内なるKurt Cobain(Nirvanaのヴォーカル)が成仏した感じがしたので、このアルバムを紹介することにしました(笑)。

いや、なんか泣けてきたんですよ。

もういいんだー、と思って。

あなたのなかのKurt Cobainも成仏するかもしれません。

そんなわけで。

よろしかったら、夜のリラックスタイムのおともにどうぞ。

やすらぎに満ちた夜を。

おやすみなさい。



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