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Raspberry Pi Picoで簡易オシロスコープを作る

Raspberry Pi Picoで簡易オシロスコープを組み立ててみました
そもそもはYoutubeを眺めていたら「ピコらぼ / picoLABOさんの動画が目に止まりこれなら作れる、作ってみるかと言うことで組み立ててみました

動画では1ch入力なのですがAndroidで動かすソフト「Scoppy」を見てみると2ch入力が可能(その他にも機能あり)との事。2ch入力するにはScoppyをダウンロードしてアプリ内で210円課金(安い!これで2ch入力、広告無し)すれば可能です

上述の動画では1ch入力で作られていますので回路を若干変更します

2ch版回路図

32ピン(GP27_A1)が2ch目の入力ピン
29ピン(GP22)に確認用方形波が出ているのでこれもピンヘッダに出力
※回路は私が勝手に変更したもので動いてはいますが、正しいかどうか不明です!!
動画で詳しく解説されていますので詳細は省きますが、GNDを浮かせて5V~-5Vまで計測できるようになっています。(動画にもありますがキャリブレーションが必要です)
入力インピーダンスが低いので色々問題出てきますが、波形を見るだけならこれで問題無し(表示されればOKなのでw)ということで。
Scoppyのページに入力回路等サンプルが載っていますが計測しないし…まぁいっかという事で!

この回路を万能蛇の目基盤で組み立てました

組み立て

オシロなのでカッコつけてBNCコネクタ2本
左下に確認用方形波ピン、右下は(一応)GND
あとは抵抗が6本のお手軽です
回路を組立てて、RaspberryPicoにScoppyのファームを書き込みAndroidにアプリをインストール。
USBで接続で完成です。

万能基盤が小さ過ぎました…2ch側の入力BNC基盤がRaspberryPicoの基盤とぶつかってます…
綺麗に1,2chを並べたかったのですがもうひと回り大きな基盤を使った方が良かったです。

アプリの画面

確認用方形波を表示した画面です。
手持ちの怪しいプローブなので方形波がなまってます(特に2ch側)
アプリの使い方も簡単で2ch表示の他FFTも表示出来ます
なにかの信号を表示させてみると

2ch文信号入力

このように表示出来ます。
上下がクリップしてますね…GND基準をいじってるし、入力を5~-5Vとしていますのでアプリ側でキャリブレーションしないとダメなのです
(そのための可変電源を持っていないので適当に入力電圧を設定しました)

精度はどうなのか判りませんが、手持ちのオシロでの表示とくらべても同じような波形(もちろんクリップしてない)が表示されていたので、動いているのでしょう。(この通り作ってもなんの保証もありませんよ!)

RaspberryPicoと抵抗数本だけで波形が見られる簡易オシロなんてすごいですね。Scoppyのページを見てると色々な機能がまだあるし
DIPスイッチで入力電圧セットを選べたり(私には必要ないかな)入力インピーダンスを確保する方法も記載されています。
ちゃんと作れば、それなりに計測器として役に立つものが作成可能ですね
Android側のソフトも課金しても210円!(課金しなくても1chは使えます)
みなさんのパーツ箱に転がってる部品で作れますので作ってみてはいかがでしょうか!

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