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お正月の反省

1月2日(木)

あけましておめでとうございます。

新年の挨拶がすごく好き。

今日は親戚の家に食事に行った。
玄関を開けて元気よく新年の挨拶をした。
5分後、「あっ」と気づいて反省した。
大叔父さんが亡くなったのが昨年の1月だから、今回の正月は喪中なんだ。

大叔母さんが食事の前に、

「昨年はいろいろあったけど、終わったことは仕方ない。まだ済んでいない手続きもあるけど、気持ちを切り替えていきましょう。」

と言った。

まだ「1年しか」経っていないんだ。
どうして大叔母さんの気持ちを汲めなかったんだろう。
きっと大叔母さんは行事の度に、その場にいない大叔父さんの存在を強く感じるんだと思う。

2年前に私がひどく落ち込んでいたとき、私を助けてくれたのが大叔父さんと大叔母さんだった。
それから時間が経って、「久しぶりに元気な顔を見せよう」なんて無神経に訪問できるくらい私は回復していた。

全然おめでたくなかった。
大叔母さんは、今も毎日大叔父さんが亡くなった後の日々を過ごしている。

今までたくさんの人にお世話になってきたけど、その中でも大叔父さんと大叔母さんは特別な存在で、「2人がいなかったら今の自分はない」とはっきり言える。

辛かったときにあんなに私の気持ちに寄り添ってもらったのに、どうして私は「あけましておめでとうございます」なんて言ってしまったんだろうと反省した。

でも、大叔母さんは優しくて、食事を振る舞ってくれたり、「仕事はどう?」と聞いてくれたり、いつも通りの温かさを感じた。

帰るとき、大叔母さんがマンションのエレベーターの下まで見送ってくれた。

1月中にもう一度出直そう。

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