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第2回 #ドミニオンGP 予選環境の操作とルールの注意点
ドミニオンオンラインには「やり直し」機能がありクリックミスなどの救済手段になっていますが、ドミニオンGPでは公平性の担保と参加者間のトラブル防止を目的に一律でやり直し禁止としています。また、当日は各サプライ発表時にルール面であいまいなところを質問できる時間を取りますが、対戦が始まってしまうとお答えできません。
この記事では、予選環境である『基本』『海辺』『移動動物園』(《黒猫》は除く)について、つい間違えがちな操作や複雑なルール上のインタラクションを解説します。大会前に一読し、遊んで慣れておくことをオススメします。
各拡張セットで登場するギミックやカードの特徴はドミニオンwikiなどで掴むとよいでしょう。
※カードの処理はドミニオンオンラインに従います。とりわけ、《抑留》と《前哨地》の能力がホビージャパン発売の日本語版から部分的に修正されていることに注意してください。
※以下で挙げるカードが必ず出題されるとは限りません。
習性の操作に関する注意点
この環境で一番失敗しやすいのは『移動動物園』のギミックである習性でしょう。通常、ドミニオンオンラインではサプライに習性があると、アクションカードの上に習性ボタンが出てきます。
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45023121/picture_pc_9abc523b356abe09cb9d5cb479fae455.png?width=1200)
これを押すと習性として処理し、ボタン以外の部分をクリックすると通常の効果で処理します。
また、画面上に「使用」と「《習性名》」のボタンが出てくる場合があります。前者で通常の、後者で習性の効果として処理されます。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45022923/picture_pc_dc052075eadae9dfb9630e43ca1562cd.png)
該当の処理
・《村有緑地》のリアクションで「使用する」とき。
・《家臣》《博打》でカードを「使用する」とき。
・《遅延》《ウミガメの習性》でターン開始時にカードを「使用する」とき。
・《玉座の間》《首謀者》で2・3回目に「使用する」とき。
・《炉》の結果や相手の《堀》を見て習性を使うか再検討するとき。
注意すべき操作として、通常時以外でも手札から選択する場合は習性ボタンを使わなくてはなりません。
該当の処理
・《牧羊犬》《鷹匠》をリアクションで「使用する」するとき。
・《苦労》で手札から「使用する」とき。
・《玉座の間》《首謀者》で1回目にカードを選択するとき。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45022932/picture_pc_96734b48cfb124dfa31d722ed1dc7e2a.png)
追加のボタンは出てきません。特に、リアクション時は画面に現れるリアクションボタンを押すと通常の効果で処理されてしまいますのでご注意ください。
《進軍》で捨て札のカードを使用する際に習性を使うには、さらに特殊な操作が必要です。カード選択ウインドウが出たら、サプライの習性自体をクリックしてアクションカードのイラストを習性に切り替えます。この状態で選択すると、習性の効果で処理されます。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45023088/picture_pc_8ff7212b6e41ba8e372b26dd550f3e89.png?width=1200)
ルール上の注意点
・「追放する」
「追放する」は「獲得する」ではないが、マット上のカードは点数計算に含まれる。追放すると、獲得時効果が発生しない点に注意。
・購入フェイズにおける《苦労》《博打》
購入フェイズにおいて購入を始めると、その購入フェイズでは手札に残っている財宝を使用できない。
例:《苦労》購入により使用した《鍛冶屋》でドローした財宝は使用できない。
・持続カード+《カメレオンの習性》
次のターンの効果は切り替わらない。
例:《商船》(《カメレオンの習性》適用)→2ドロー+次ターンに2金。
・《ヤギ飼い》
廃棄は必須ではなく、しなくてもドローできる。
・《騎兵隊》
獲得時効果でアクションは増えないため、残アクション数に要注意。
・《馬》+《密輸人》《炉》《ドブネズミの習性》《植民》
《馬》はサプライに置かないカードのためこれらの手段で獲得できない。
・《策士》《暴走》など
条件を要確認!《策士》は手札を1枚以上捨て札にしなくてはなりません。《暴走》は場に出ているカード枚数が5枚以下でなくてはなりません。
・《がらくた》《要求》
効果は書いてある順に上から解決する。
例1:《要求》で《馬》を獲得し、3コストになった《行人》を獲得する。
例2:《がらくた》で《屋敷》を廃棄して1ドローし、《銀貨》を獲得する(逆順不可)。
・《灯台》+習性
習性にしてしまうと《灯台》はすぐに捨て札になり、防御してもらえない点に注意。
・《村有緑地》
2枚以上リアクションする際、シャッフルが入ると移動阻止ルールにより公開できなくなる点に注意。
例:デッキ0枚で《村有緑地》が2枚以上誘発→1枚目の「現在」の処理でドロー→シャッフルにより2枚目の公開に失敗。
・《村有緑地》+《家臣》《村有緑地》自身のリアクションによる「使用」に加えて、《家臣》で「使用」した分の効果も得られる。正当な処理であり、《村有緑地》2回分にできると考えましょう。
2021年6月以降のルール変更および2022年2月のドミニオンオンラインの更新で、1回分にしかならなくなりました。
もちろん他にも一度やってみないと気づかない意外な処理は存在します。特に注意の必要なものはサプライ発表時に言及します。
操作上の注意
・マット上や脇に置いたカードの確認
ゲーム画面で各プレイヤーのネームプレートをクリックすると、ログの部分にマット上のカードを表示できます。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45023526/picture_pc_e55b19d0e8c26ac488e13f40b21b5cc6.png)
・追放からの捨て札
追放マット上のカードは同名のカード獲得時にデッキに戻せますが、複数枚ある当該カードのうち1枚だけを、ということはできずすべて捨て札にします。
また、誤クリックによって不要なカードをデッキに戻してしまわないよう注意しましょう。とりわけ、複数の獲得時効果が誘発する際はどのカードに関する何の効果を問われているのかよく確認しましょう。操作の自動化に「不要カードは永久追放」があります。《屋敷》などに一括して適用されるもので、対戦中必要なら右クリックから設定できます。
・《幽霊船》《衛兵》
デッキの上に複数枚のカードを戻すとき、先にクリックしたものが先に(=底に近いほうに)置かれます。
・《衛兵》《見張り》《航海士》《狩猟小屋》
誤って廃棄・捨て札にしないよう、クリックするカードやボタンは慎重に選びましょう。とりわけ、《航海士》でがんばって並び替えておきながら「すべて捨て札にする」を押してしまうと心が折れますよ!
予選カードプールの注意点は以上です。ドミニオンGPは本当に「やり直し」禁止ですので、うっかりで勝利をふいにしないよう事前にしっかり確認しましょう。
ドミニオンGP参加者募集中!
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