第4回 #ドミニオンGP 予選環境の操作とルールの注意点
ドミニオンオンラインには「やり直し」機能がありますが、ドミニオンGPでは一律でやり直し禁止としています。また、当日は各サプライ発表時にルール面であいまいなところを質問できる時間を取りますが、対戦が始まってしまうとお答えできません。
この記事では、予選環境である『海辺第二版』『異郷第二版』『同盟』について、つい間違えがちな操作や複雑なルール上のインタラクションを解説します。大会前に一読しておくことをオススメします。
※各拡張セットで登場するギミックやカードの特徴はドミニオンwikiなどで掴むとよいでしょう。
※『海辺』『異郷』は2022年発売の第二版です。初版にのみ収録されていたカードは使いません。
※カードの処理はドミニオンオンラインに従います。
※以下で挙げるカードが必ず出題されるとは限りません。
※この記事では取り上げませんが、前回大会から今大会までのあいだに、本戦以降に登場しうるカードのルールが一部変わっています。こちらも事前に確認しておくようお願いします。
やり直しが可能な操作
他のプレイヤーの同意が不要な「財宝をすべて使用する」ボタンを押した場合のみやり直しを認めます。なお、このボタンを使わずに個別に選択して使用した財宝カードはやり直しできません。
操作上の注意
・「廃棄・捨て札・追放の確認」の設定――《見張り》《オアシス》《すり師団》など
設定でこの項目をオフにしている場合、カードを1枚だけ選択して処理をおこなう際に確認がなくなります。選択するカードを間違えないようにしましょう。
・《開発》
獲得順に注意しましょう。2枚獲得するうち、先にクリックしたほうが先にデッキの上に乗ります（つまり、最終的にデッキの一番上に残るのは、後にクリックしたほうのカードです）。
・《地図職人》《歩哨》など
選択するカードやデッキに戻す順番に注意しましょう。
・効果選択式のカード――《道化棒》《仲買人》など
同盟には効果選択式のカードがたくさんあります。選択する効果を間違えないようにしましょう。
・《首都》
《首都》で手札を捨て札にするためには「2枚捨て札にして+$2」のボタンを押さなくてはなりません。間違えてカードを使用しないようにしましょう。
・《航海》《将軍》
残り使用可能枚数に注意しましょう。
・《沈没船の財宝》
カードを購入する前に使用するのを忘れないようにしましょう。購入を始めると使用できません。
・《平和的教団》
《平和的教団》の廃棄と間違えて財宝カードを使用してしまわないようにしましょう。購入フェイズ開始時にまず《平和的教団》のボタンを押す必要があります。
複数枚廃棄することができます。「廃棄選択確定」ボタンを押す前に複数枚選択してください。
・《占星術師団》
先にクリックしたカードの上に次にクリックしたカードが積まれていきます。したがって、最後にクリックしたカードから順番に引くことになります。
ルール上の注意
・《策士》
捨て札にする手札を残し忘れないようにしましょう。
・《封鎖》
獲得したカードが獲得時に脇を離れることがあります。《船乗り》や《都市国家》で使用したり、《道化棒》や《罠師の小屋》でデッキの上に置いたり、《進路》をリアクションしたりといった場合です。このとき《封鎖》は使用したターンに捨て札になり、呪いを撒くこともありません。
・《岐路》
残りアクション数に注意しましょう。
・《進路》
複数枚捨て札にしてリアクションするとき、うち1枚の使用によってシャッフルが発生した場合、残りの《進路》はデッキに入るためリアクションできなくなります。
・《街道》
《専門家》で2回使用するとコストは$2下がります。
・《農地》
獲得時に手札がある場合、必ず1枚廃棄しなくてはなりません。手札に残すカードに注意しましょう。
・《専門家》と持続カード
持続カードを使用した《専門家》は、再度使用することを選んだ場合のみ場に残り、「獲得」を選んだ場合は使用したターンに捨て札になります。
・《薬草集め》
デッキを捨て札に置く処理で《坑道》や《進路》などの捨て札にしたときの効果は発生しません。
・「何度でも繰り返してもよい」同盟とそうでない同盟
《穴居民》《砂漠の案内人》《市場の町》は一度の機会に何回でも効果を使うことができます。他の同盟は一度の機会に1回きりです。とくに《写本士の仲間たち》や《遊牧民団》は間違えないよう注意しましょう。
・追加ターン――《前哨地》《航海》《島民》
追加ターンは勝敗のタイブレイカーである経過ターン数に含みません。
追加ターン中にこれらを使用してもさらなる追加ターンは得られませんが、条件を満たすターンにこれらを組み合わせて使った場合、追加ターンを複数得ます。各カードは自身が生成した追加ターンのクリーンアップフェイズまで場に残ります。
《前哨地》は、使用したターンにのみクリーンアップフェイズに引く手札枚数を3枚に制限します。
・《リッチ》
追加ターンでないターンをスキップしたとき、そのターンは勝敗のタイブレイカーである経過ターン数に含みます。
・《都市国家》＋《ギルドマスター》《値切り屋》《散兵》《駐屯地》など
獲得した《ギルドマスター》を《都市国家》で即座に使用したとき、カード獲得時に+1好意する効果がその《ギルドマスター》自身の獲得に対して発生します。
同様に、《散兵》などを《都市国家》で使用して「このターン、〇〇したとき」の効果を予約し、自分自身が誘発条件を満たす場合、その効果が発生します。
・《追いはぎ》+《愚者の黄金》
ターン中初めて使用する《愚者の黄金》が《追いはぎ》によって無効化された場合、2枚目以降の《愚者の黄金》は+$4を生みます。
・《王家のガレー船》で使用した《生徒》《島》
《生徒》が財宝カードを廃棄してデッキの上に移動すると、《王家のガレー船》の脇に置くことはできなくなります。この《王家のガレー船》は使用したターンに捨て札になります。《島》でも同様。
終わりに
注意点は以上です。ドミニオンGPは本当にやり直し禁止となっていますので、よく練習を積んで挑みましょう！
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