第4回ドミニオンGP本戦・決勝ラウンドレポ(ろびたん視点)

はじめまして、ろびたん(domi_robin)です。
最近は木ドミなどで多人数戦をメインにドミニオンを楽しんでいます。

先日行われました「第4回ドミニオンGP」において、幸運なことにも決勝ラウンドまで進出することができました。
運営の皆さん、参加者の皆さん、お疲れさまでした。
普段から一緒に遊んでくださり、技術から考え方に至るまで様々なことを教えてくださったドミニオン界隈の皆さんのお陰でこのような結果を出すことができました。
「木ドミ現役勢が上がってくれるのは嬉しい」
「ろびたんさんをはじめとした若手には期待している」
といった暖かい声援は心の支えになりました。
この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

こんなに素敵な界隈に恩返しがしたい。
そんな思いもありGPレポートを執筆します。
本戦のほうが母数が少なく貴重だろうと思い、先に本戦から。予選はこちら。

本戦第1回:3番手(三人戦)(ID:117985451)

これが本戦のサプライ?叙事詩の山がでるなんて聞いてないんだが?

船乗り策士がしたい!船乗りは4枚くらいほしい!
サルは強いが、船乗りと一緒に沈んだら目も当てられないよなぁ。
など考えつつ初手は銀-船乗り

3Tナチュラル5、船乗りが沈んで廃棄が遅れることを嫌って改造、4Tは船乗りサル、その後船乗りをうまく使えずだらだらと過ごす。
購入権といってガレリアから入ってもよかったのかしら。

周囲は早々に船乗り策士を決めたり、サルでビッグターンを作ったりと若干構築が遅れてかなりしんどい。
構築をゆがまない程度に属州を先行しつつ何とかループまでこぎつけるも、ガレリア2枚積み航海策士ループで圧倒的成長を遂げたthe_world さんのデッキが爆発寸前に。これは逃げ切れないなぁ、、、
などと思っていたら、ひらきしさんの2着確定トスがきてうっちゃり3山で何とか1位。

以下は反省点。
強豪プレーヤから「初手は船乗り開発安定でしょ」という声を聞いたのだが、下振れが怖くて自分はまだとれないかなぁ。要研究。
航海は「サルや策士、街道との相性が悪いよなぁ」と無視気味に動いたものの、これはかなり悪手だったように思えた。
航海ターンに持続ドローを打てばいい上に、前ターンの船乗り連打で航海ターンに購入ができるなら十分強い。
the_worldさんの序盤航海独占がすごく上手だった。痺れた。

本戦第2回:4番手(ID:117988899)

まあ初手5金なんてないでしょ(笑)

初手5金、終わり。
なんで強者の集う卓でこんな初手をとらなきゃならんのだ。
かのかずまるさんは本戦前にこう言っていた、「ドミニオンで一番大事なことはお参りをすること」と。
私はお参りを怠った、ただそれだけ。

そんなこと言ってる暇はない。
初手の織工率が高かったので3山が早いことにかけて点数先行逃げ切りを目指そう。
というわけで元手-堀スタートという心もとないスタートを切った。
買えるタイミングで属州購入、その他はなり倉庫なりを入れてデッキ回転を速める努力をした。
引きも応えてくれて14T属4、なんとかなった。
荒場だったりティアラ元手が飛び交う場であれば勝ち筋は無かったため、周囲のルート選択に助けられた面もあるのだろう。

以下は反省点。
今考えると、初手で諦めるほどでも無かった気がしている。
2巡目8金2購入でパーツを集めつつ立て直しても良かったのかもしれない。反省。
感想戦で「元手はデッキ内金量を増やさない、デッキ内総金量7金は悪手」というごもっともな意見を頂いた。その通りである。。。
ドミブログ先駆者であるヒロタシ氏の元手ステロに関する以下の記事がとても勉強になった。


本戦第3回:2番手(ID:117991500)

うわ、黒猫だ!メイソン団はいらないカードを選ぶんだぞ!

黒猫場、銀銀(掘進掘進)-輸入者から。
周囲は3コス(金床 or 輸入者)+掘進黒猫で、黒猫意識バチバチの卓で(黒猫ルートなら)選択ミスをしてルート変更を余儀なくされた。
これだから上位番手は怖いのです。

プランとしては、山師で最低限のちょっかいをかけつつ走り抜けることを目指した。(そのための初手輸入者)
輸入者を上で引き、2巡目5コス3枚獲得はえらい。
メイソン団で屋敷3枚除去、これでデッキ10枚。我ながら完璧。
え?1好意で2枚除去できる?
・・・
占星術師団と間違えなかっただけいいでしょう。
(占星術師団とメイソン団を間違えた前科があるため)

5Tに山師2回打って10金、もう呪いまきは十分だろうと判断して属州先行。こいついっつも先行してるな。
公領引換券、金量アクション調節などで優秀な伯爵を差してあとは成り行きに身を任せる。

掘進と呪いでデッキが太り黒猫が機能しづらかったこともあり、なんとか2着。
上家に座れて呪いの影響が比較的緩かったのは大きかったのかもしれない。

以下反省点。
掘進についての理解不足、反省。
ただ、黒猫を無視する選択とゲームメイクは上手くいった印象。
伯爵は正直微妙、結果論だが公領でもよくなかったか?
伯爵→伯爵込み属州で6VP
公領→公領で6VP
公領→属州で9VP 
いまだに4人戦のゲーム終了感覚が読めない、、、
しゃみーさんの「この場のメイソン団は荒れる後半に使いたいよね」という考えを聞き、とても納得した。
強者はこういった些細なプレイングでしっかりと差をつけているんだろうなぁ。

本戦第4回:2番手(ID:117993693)

みんな大好きガチコンボ場、個人的に番犬に惹かれる

みんな大好きガチコンボ、ここで上家側に座れたのはえらい。
風車や聖域があるから番犬が強い、艀の持続ドロー、コンボパーツの持つ購入権のおかげでパーツ集めに困らない。同盟がある。コンボを組むしかない。

とはいえ、聖域への早期アクセスと村をはじめとしたパーツの確保を考えると2巡目までにほしいカードは自ずと決まった。
村、番犬、風車、聖域
ということで初手風車-村から。

2巡目は予定とずれて金貸し聖域、そこから順調に圧縮しつつ村艀番犬を入れてコンボを組んでいく。引きは正直恵まれていた。
金貸しで金量が底をつきかけるので金貨を1枚差し、そこから同盟に走る。
正直、庭師と語り部が見えていなかった。これらを差さないと走り切れないぞ。
それ以降はドローソースを補強しつつ同盟連打で逃げ切る。
最後は盛大に事故りつつも、3山助長する程度の金量を出せてなんとか1着。

以下反省点。
同盟はもう1巡遅くても良かったかも。同盟での急速なデッキ汚染を甘く見すぎていた。
今回に限らず、圧縮を軽視しがちな傾向がある。
圧縮を渋るのはもっと上手になってからでもいいんじゃないかしら。

準決勝B卓(ID:118000353)

植民地場兼荒場、苦手のオンパレード

植民地場荒場、強豪集うこの場で縦に伸ばす力を試されてしんどい。
市場の町輸入者というやべー組み合わせ。正直これが来るとは思わなかったが、荒場も相まって3山速攻が狙えそう。
上家から意思表示したら傾けられないかしら。
などと考えつつ初手輸入者-輸入者
船乗りも考えたが、4Tに打ってもうれしくない上に速攻では邪魔になりそうと判断して見送る。
今思うと船乗り-輸入者から船乗りで偏りを作りつつ植民地を購入するルートでよかったと反省。

展開としては上出来、回転力を上げつつ輸入者を枯らして公領を狙う。まっすぐ進めた。
最後の山師は金量アップ、3山目山師を見据えつつ呪い撒きの加速と相対1VPを狙って差した。悪くはなかっただろうし、最後の4金は十分5金になりえたので後悔はない。
周囲が属植にタッチでき逃げ切れなくなんとか3着。

以下反省点。
自分は「最悪4着にならない」ことを目標にしていたが、周囲の「1位を目指す」空気を察知できなった。
速攻戦術自体は悪くないが、卓内環境でみるとあまりよくなかっただろう。
あと、山師の呪い撒き程度であれば属州購入が容易である点も向かい風だった。
ただ、プランに対するプレイング自体は悪くなかったのではなかろうか。

敗者復活戦(ID:118001373)

問題サプライ、どれを選んでも4番手はしんどい

まずはサプライ選択から。
当日のサプライ評価は以下の通り。
(その他)>>(越えられない壁)>>2>1>3
どうしてどれも荒場なんだよ、、、
2なら礼拝堂上振れを目指すもよし、金床狂戦士庭園で逃げるもよし。
下家としては分散が大きいカードにしたいと考えていた。
3は速度の速い狂信者と予選で痛い目をみた大釜、その他もろもろもあふれんばかりのパワーで思考が止まり、評価ができなかった。
今考えると3でよかったなぁと思ったり思わなかったり。

初手は2-5大君主-パスしか選択肢が与えられなかった。
大君主は下に沈み、4Tまでに他家は呪いを順調に撒く。
大君主は2枚入れるも3巡目は沈む。ゴミばっかだもんね。
極めつけは併合の効果の勘違い
捨て札5枚を次デッキにする?
5枚を山に戻す?
違うよ、ごみ5枚を捨てて山を作り直すんだよ?
というわけでゴミ山大将敗北者END、本当に恥ずかしい。
とはいえ、効果を勘違いしなかったとしても他家の荒場に負けない金量増加はとても勉強になった。
強豪プレーヤへの道はまだ遠い。

さいごに

予選本戦決勝Rすべてを通して、ドミニオンの楽しさを再確認できたとともに改めて奥深さを感じました。
今回の結果は自分の中では出来すぎていたとも思いますが、地力がある程度ついたのだという実感を得ることができました。
ここで結果が恥ずかしくないような実力をつけるため、これからも楽しみつつ精進していきます。

改めてGP運営さん、楽しい大会をありがとうございました。
練習に付き合ってくださった方々、どのゲームも刺激的で勉強になりました。これからもよろしくお願いします。


余談

決勝ラウンド配信内での出来事です。
運営解説のれとれとさんが私のことを「ろびた“そ”さん」と呼んでいてちょっと笑いました。
「ろびん」でも「ろびたそ」でもどう呼んでいただいてもうれしいですし、呼び捨ても大歓迎です。


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