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どmesticMICに込めたもの


こんにちは!
どmestic MICをご愛聴いただきありがとうございます。
笑゛MCのないーぶです。

発起人の制作秘話シリーズ第2弾として、
楽曲のサビやアウトロの歌詞を通じた
曲全体のコンセプトについて紹介します。

前回と違って考え方についての話も多めですが、
ぜひ通勤・通学のお供や、ランチ休憩中に
ゆるゆると読んでいただけたら幸いです。

≪目次≫
●個人的に感じたソーランとどまつり
●「ごった煮」だからこそ楽しい
●日常は祭りだ
●素人18人の試行錯誤


●個人的に感じたソーランとどまつり

今回企画したどmestic MICが
声優18人によるキャラクターラッププロジェクト
「ヒプノシスマイク」から生まれたことは
前回の記事で紹介させていただきましたが、
企画の最初で同時に考えていたのは
「18人で何を伝えようか?」というものでした。

テレどまつりを盛り上げたいという目的がある。
18人のMC集団というツール・手段もある。
ではその中身・内容はどうする?という部分ですね。

既存の総踊りにMC入れるか?という話もありましたが
せっかくなら新しいことを発信したいと思い、
「どまつりの魅力、どまつりMCの魅力そのもの」が
伝わるような楽曲を作りたいと思いました。

そしてその魅力とは、
「雑多であること」だと個人的には思っています。

ソーランチームである北昴さんの
5周年記念公演を見たときに強く感じたのですが、
北海道にはソーラン節という共通のシンボルがあり、
演舞そのものは「感情」や「事象」といった
ストレートでシンプル、どこか根源的なものを
表現することが多いと思っています。
(喜び、踊る楽しさ、荒波、力…とか)

それ故にソーランはMCもシンプルで
掛け声に近いものが多い印象です。

逆に近年のどまつりは、
各々の地元の民謡を使用していて
統一的なシンボルがなく、ある意味拡散的。
地元の魅力を表現することが目的なので

「神話・伝承」や「文化・行事」など
複雑で、個別性やストーリー性のあるものを
表現することが多いと感じています。

その為、題材こそ様々な選択肢がありつつも
詳細を伝えようとするほど演劇っぽくなりやすく、
MCも言葉が多くなっていくことから
どまつりMC特有のキャラクター性が
出来上がったのかな…と考えています。


●「ごった煮」だからこそ楽しい

ただこれらは何が良い悪いというものではなく
それぞれの持つ個性だと思っていますし、
この「ごった煮」で拡散的な文化が
(地元を背負っていれば何でもアリな文化)
どまつりが持つ最大の魅力だと思っています。

そしてこのごった煮文化の1つの象徴として
どまつりMCがあってくれたらいいとも思います。

メッセージを伝えることを主体とするMC
世界観をつくり、物語を紡ぐMC
地元愛を叫び、演舞に熱量を加えるMC
会場に合わせ、引き立て役に徹するMC
強烈な個性でコンテンツとして立つMC
難しいこと抜きで楽しくやりたいMC など

地域・チームが持つ多様性に引っ張られて
多様なスタイルが生まれてきたどまつりMC。

それぞれの美学の違いがMC自身の面白みとなり、
多様性が文化としての裾野となり、
様々な変化への対応力となり、
もっと面白いことが実現する未来に繋がっていく。

そうした思いをベースにアウトロが生まれました。

”どっぷり浸かった この世界で
  パッと咲かせた 美学とライム
  もっと楽しむ 次の時代へ
  ごった煮騒ぎ どまつりでマイク"

余談になりますが、促音で頭の拍を取る構成は
(どっぷり、パッと、もっと、ごった煮)
Creepy Nutsさんの"メジャーデビュー指南"の
「知ったふりしろ一見さん…」のくだりを聞いて
降りてきたものだったりもします。
(本家には似ても似つかないですが 笑)


●日常は祭りだ

また、特にサビを作るときに意識していたのは、
「楽しむ方法は無限にある」ということと
「気持ち次第で毎日がハレの日だ」ということです。

企画主旨のインタビュー動画でも話しましたが、
「何とか頑張ろう、支え合って耐え忍ぼう」
という類の活動があまり得意ではありません。

もちろん、日常的に制限されたことは多くありますし、
軽率な行動を肯定している訳でもありませんが、
「頑張ろう、勇気付けよう」という視点よりは
「楽しもう、楽しませよう」という視点の方が
前向きで重要ではないかと思っています。

星野源さんの「うちで踊ろう」なども
ワードが前向きで捉え方に広がりがあったからこそ
様々な人に刺さったのだと思っています。

そういう意味で、どmestic MIC全体を通じて
自粛系ワードやネガティブな表現は避け、
「どんな時だってお祭りはできるし、
 結局は楽しんだもん勝ちでしょ」
という表現を心がけて書きました。

これらの結果できたのが、サビの歌詞です。

”音に乗せ騒ぎ出せば すべてがお祭りになる power
 -悔し涙流した過去も
 -共に笑って過ごす明日も きっと
 -「バカヤロー!」って叫んだ海も
 -眩しそうに見上げてた空も きっと
 -巡り合う朋たる人たちも
 -生まれ育ってきたこの街も ずっと
 それぞれが ど真ん中さ”

"音に乗せ囃し出せば 誰もがお祭りになる colour
 -書き殴ったような赤も
 -悩み悩んでなぞった青も もっと
 -自由気楽遊ぶ黄色も
 -えらくデカくはみ出す緑も もっと
 -どこまでも広がった白も
 -未来照らし光るゴールドも もっと
 いざ進め ここにドメスティックMIC"

ちなみにこちらも余談ですが、
colourはcolorの誤植か?という指摘もありましたが、
前者はイギリス表記、後者はアメリカ表記のため
一応どちらも正しい表記となっております。
(まぁ実際はスマホの変換ミスッただけですが)


●素人18人の試行錯誤

ここからはもう少し実務的な部分ですが、
サビの制作秘話としてもう1つ印象的なのは
素人18人の歌が果たして聴けるものになるのか?
という疑問と恐怖心
でした。笑

テレどまつり当日のコメントに
「MCってラップと歌がうまいのがマストなの⁉」
みたいなものがいくつかありましたが、
当然ながらそんなことはありません。

ラップについてはNANさん以外は初心者で、
歌については全員がただの素人です。

その為、サビは当初、倍速でリズムを取って
もう少し文字数が多い歌詞を考えていましたが
18人の素人が音程を取りながら歌えるか…?
と不安になり、1音1語の歌詞に変えました。

また、NANさんからは個別に
「本っっっ当に歌だけは…」と懇願されたので
合いの手に回ってもらいました。
(結果的にこれは大成功でした 笑)

こうしたドキドキの中で
これも決して上手くもなんともない
自分で声を入れたデモ音源を展開し、
皆さんからの提出データをいただき
1つの音源にまとめていきました。

実際やってみた結果として、
5人目辺りまでは絶望しかありませんでした。笑
それぞれがぼんやりズレているので、
誰が悪いとかじゃなく全く聴けたもんじゃない。

ただ、8人目を重ねた辺りから聴けるものになり、
最終的には「ちょっと下手なのが良いよね」
というサビの合唱に落ち着きました。

この何とも言えない素人感が味とも言えますが
各チームの歌い手さんを中心に
ちゃんと上手いパターンも聞けたら最高ですね。
歌い手カバー、お待ちしています。笑

また逆に、個々のMCが行った
創意工夫に救われた部分もたくさんあります。

何も言わなくてもアウトロのラップを
ハモリで録ってきためざましや
低音ボイスで出してきためきしこは
マジ天才かよ…と思いましたし、

えんばんさんのフルパワーの「power」や
いろはすの「もっと~?」が
サビに奥行きを出してくれたと思っています。

やはり、第一線で声を出してきた人たちは
どこで自分の強み・特徴を出していくか?
の嗅覚が鋭いなーと勉強になりましたし、

改めて、個々の熱意が重なって
完成できた作品だったと言えるでしょう。
本当にありがとうございました。


ーといった形で、今回はサビやアウトロに関する
制作秘話を話させていただきましたが、
曲を聴く際は難しいことはさておき、
シンプルに楽しんでもらえたらOKです!

兎にも角にも、これからも変わらず
楽しいどまつりLIFEが送れたらと思います。

引き続き、どmestic MICをよろしくお願いします!

笑゛MC ないーぶ(Twitter@naive1224)

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