小説:DESIRE99 EP:SHIRO 1話目

この話はDESIRE99のいわゆる前日談です!小説ド初心者が書いているものなので温かい目でみてもらえるとありがたいです…!
それでは、本編へどうぞ!!↓


ここは、人間、モンスター、そしてとても不思議な種族、棒人間がいる世界でのお話…。
ーとある小さな島ー

夕日がよく見える海岸で一人の棒人間がいる。
???「これが終われば、俺は………」
そう呟くと立ち上がり目を見開いた…。


ー3日後ー

「ふー!やっと着いたか!!」
小さな船から降りて体を伸ばす。この男の名前はシラマル。パチスロで全財産をとかし、この島に眠る金銀財宝を狙ってこの島に来たのである。
「しっかし、あたりを見た感じ森しかねぇな…ホントにこの先に村があるのか?」
めんどくさがりやなシラマルだったが、森の中に小さな道を見つけた。
「おっ、これにそって歩けばいいのか?」
シラマルはとてとてとその道を歩いて行く。歩きがてらシラマルは情報を整理した。
シラマルが手に入れた情報によると、その大昔この島には巨大な金鉱脈があり、人々はその金を使い贅沢を尽くしていたそうだ。しかし人々はその金を掘り尽くしてしまった。金鉱脈がなくなり収入がなくなるとひとり、また一人とこの島を出ていき、最終的には少人数の人間しか残らなかったという。
この話と金銀財宝と何に繋がるのかというと、なんとこの島にはもう一つの金鉱脈があるという噂があるのである!もちろんシラマルだけではなく様々な冒険者がその金鉱脈を探したが、誰一人として見つけられていないという。そこでシラマルがその金鉱脈を見つけ、超大富豪になってやろうという考えなのである!!
シラマルが情報を整理し終えた途端、なにかを踏んだような気がした。足元を見てみると案の定人を踏んでいた。シラマルは慌てて足をどかすと、踏んだ人が棒人間であることがわかった。シラマルがつんつんしても全く目覚めない。どうやら気絶しているようだ。シラマルは無視するわけにもいかず、担いで行くことにした。歩き始めて15分後、ようやく小さな村が見えた!
「ぜぇー…ぜぇー…やっと…ついたぁ…!!」
シラマルが腰を下ろしたのも束の間、数人の人がシラマルの方へやってきた!
シラマル「え?なに?」
村人A「どうか、助けてください…!!」
シラマル「待て待て、状況を教えてくれよ!」
村人B「この村はつい昨日、【S】と名乗る人物に襲われたのです!!」
村人A「今動けるのは俺達二人だけで、40人くらいの人が重傷、70人以上の人が殺されてしまったのです!!!」
シラマル「あいにくだが、俺は回復系の魔法を使えない。また別の誰かに頼んでもらえよ…。」
村人A「あと、この先へ行くためのトンネルを大きな岩で防がれました。」
シラマル「…は???どうすんのそれ?」
村人B「?待ってください!その担いでる人は…?」
シラマル「拾った(即答)」
村人A「その人はこの村に住んでいる【ヤブキ】さんではないですか!?」
村人B「その人ならこの村の人々を救えます!」
シラマル「マジ!?なんて都合のいいこと!!」
村人B「しかし気絶から即回復させる【ハヤクキヅケソウ】はこの村にはありません…」
シラマルは森の方を見る。
シラマル「じゃあ俺が取ってきてやるよ。回復した村の人全員でならその岩も壊せるかもしれねぇからな。」
村人A「!ありがとうございます!!では、この地図を!」
村人B「この地図にのっている道へ行き、そのどこかにハヤクキヅケソウがあるはずです!」
シラマル「だいぶ無茶言ってるなぁ…よっしゃぁ!見つけてやるかぁ!!」

2話へ続く…。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます!!新しい話も頑張って執筆いたしますので、よければスキやフォロー、Xのアカウントのフォロー等、よろしくお願いします!!!

では!!