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Lächeln Spin-off~子供たちを自然の中で伸び伸びと~

「自分を小さい」と感じたとき、素直に感謝の気持ちが芽生える

大自然の広大さや悠久さに心が打たれ、自然の回帰を感じる経験は誰にでもあるでしょう。子供たちを自然の中で伸び伸びと育てたい。そんな思いも親なら一度はおもうことでしょう。
大自然や大宇宙の広大さや悠久さに 心が打たれ、鳥肌が立つくらいの感動をしている状態をAwe(オウ)体験といいます。 Aweという英語は、日本語で「畏敬の念」という意味です。

以下、引用>>
米国 アリゾナ州立大学のシオタ博士らの研究によると、大宇宙の悠久さや自然の広大さを前に「自分を小さい」と感じるとき、人は非常に 謙虚な気持ちになり、そして素直に感謝の気持ちを持ちます。その結果、前向きにもなり「世の中のため、誰かのために役立ちたい」という思いを強くするのです。このとき、脳は通常の何十倍、ときには何百倍も活性化するのです。
中国・広州大学のリー博士らの研究は、Awe体験が「社会性行動」にどのような影響があるかを調べています。
Awe体験で未来の時間の感覚を持てるようになり、社会性のある行動が取れるようになるという結果を出しています。 「未来の時間の感覚を持てる」というのは、未来を単なる時間経過した先にあるもの と捉えるのではなく、自分が生きている「いま」と同じような感覚で捉えること。
たとえば、いまから100年後の未来は、多くの人にとって自分が死んだ後の世界ひとごとです。その時間を「自分が生きていないのだから関係ない」と他人事のように捉えるのではなく、「いま」と同じ感覚で捉えることです。それは、未来もいまと同じように価値があると実感することができるからです。
また、2000人以上の被験者の協力を得て行われた米国・カリフォルニア大学ア ーバイン校・ピップ博士らの研究では、Awe体験は「寛容さ」を引き出すこと、また自分の小ささを感じ謙虚さを育むことにより「社会性のある行動を取るようになる」 こと、また「より道徳的な判断をしやすくなる」という結果が出ています。
>>以上 引用

人はこの体験をすることによって、自分の存在は、この大自然の中では小さな存在、そして自分本位ではなく、かなわない自然への傾倒、
自然と向き合う自分、素直に今の自分が存在している意義に感謝することでしょう。
最近のキャンプブームも、決してコロナ渦の産物ではなく、人が人らしく生きる原点に立ち返ったものと思います。

自然に足を運ぶことも自然回帰の手段ですが、大きく広がる空を見上げるだけでも十分、この体験ができると思います。

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