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なぜ死ぬまで食べ続けるのか?――Marco ,Ferreri “La Grande Bouffe最後の晩餐”1973年

 地位も金もある中年男たち4人が邸宅にこもって死ぬまで食べ続ける。
途中で娼婦を呼んで楽しむが、彼女たちはついていけなくなり退散。なぜ食べるのか?人生の空しさからか。よく分からないがとにかく食べ続ける。

 最後まで彼らとつき合うのは豊満な女教師。いっしょに食べ続け、男たち全員とベッドをともにする。そのうちに一人死に二人死に最後の婚約者も結局死に、彼女だけが生き残るのだった。
 
 この女教師がこの話のキーとなっている。彼女の食欲性欲はとどまるところを知らない。それが男たちを死に追いやったのではないか?底なしとはこのことか。私自身、見終わったあとしばらく食べる気がしなかった。
 
 食は生を支えるはずだが、彼らはそれを自死に使った。彼らの行為は、究極の放蕩なのか?

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