坂本龍一とドビュッシー
坂本龍一氏が亡くなった。大変残念だ。氏については、諸々あるが今は言葉にならない。
坂本氏は常々ドビュッシーの影響を公言していた。「ドビュッシーのようだ」というのが氏の誉め言葉の定番だった。細野さんの音楽に「ドビュッシーを感じる」など。
実際、氏の音楽を聴いていると、時々ドビュッシーやラベル、バルトークそっくりのところがあって「オヤッ」と思う時がある。真似という次元を超えて身体にそれだけ染み込んでいて、何かあるとその影響が出て来るという感じだと思う。探してみると面白い。
最近、追悼で聴き直していた高橋幸宏のアルバムの坂本の曲の冒頭。ドビュッシーの「塔」をシンセサイザーでシュミレーションしているように聴こえる。
これは誰も指摘していないようなので、私のお二人への追悼として書いておきたい。
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