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【全文無料】パルキアキュレムのすすめ

■導入

あいさつ

初noteです。自分の中での言語化も兼ねて、執筆いたします。何かの参考になれば幸いです。私のポケカの実績は大したこともないので、割愛いたします。

キュレムVmax

ひとまず本デッキの主役であるキュレムVmaxの強みと弱みを整理します。
強み
・「はくぎんせかい」がバトル場でなく、ベンチでも打てる
・「はくぎんせかい」が非エク、V、Vmax、タイプ、場所を問わず、水エネルギーをつけられる
・「はくぎんせかい」がキュレムVmaxを複数立てれば、何度でも打てる
・技が青天井である
・技の素点が及第点の120点があり、エネルギーをトラッシュせずとも打てる
・弱点が鋼タイプである
・HPが330ある
弱み
・打点ラインが絶妙に足りない(後述します)
・逃げエネが3である
・Vmaxであるため、サイドを3枚とられる。

着想

デッキの着想は第4期ポケカ四天王の凱さまのキュレムデッキです。以下、凱さまのツイートを引用いたします。

■第一形態と課題点

第一形態

上記の凱さまのデッキから少し自分なりのアレンジを加えました。
OUT
ハイパーボール1
スマホロトム1
ふうせん1
つりざお1
崩れたスタジアム1
IN
モミ1
ヒスイのヘビーボール1
エンペルトV1
ポケモンいれかえ1
マリィ1

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課題点

上記のデッキを少し回し、みえてきた課題点は以下の通りです。
①キュレムVMAXの打点ラインが足りない
キュレムVMAXの打点ラインは以下の通りになります。

0エネ→120点
1エネ→170点
2エネ→220点
3エネ→270点
4エネ→320点

課題点は3エネ切ったときの打点ラインが270点というところです。
280点はパルキアVstar、ディアルガVstar、アルセウスVstar、ギラティナVstarがおり、今の環境でもっとも意識しておきたい打点ラインです。
そのラインに10点足りないというのは、惜しいところです。
また、ベルト込みで300点であり、ミュウVmaxの310点に届かないのも、よくありません。
さらに、4エネの打点ラインが320点というところも、ジュラルドンVmaxなどの330点ラインに届かないため、惜しいところです。
②手札のリソースが不足する
カイとかがやくゲッコウガの「かくしふだ」でデッキを回すのですが、カイではどうしても手札リソースが不足してしまうことが多かったです。これは私のプレイングの問題もあるかもしれませんが、課題点の一つでした。
③雪道ツツジに対する解決策が少ない
本デッキは、カイとかがやくゲッコウガの「かくしふだ」でデッキを回します。雪道により、かがやくゲッコウガの「かくしふだ」が止まり、キュレムVmaxの「はくぎんせかい」も打てなくなり、エネ供給が間に合わず、そのまま負けるというパターンがありました。

■第二形態と採用カード

第二形態

上記の課題点を克服すべく、改良を加えた第二形態が下記です。

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OUT
スマホロトム1
たっぷりバケツ1
カイ2
モミ1
エンペルトV1
IN
ドラピオンV1
博士の研究2
崩れたスタジアム1
ふつうのつりざお1
こだわりベルト1

採用カード

キュレムV・Vmax 3-3
メインアタッカーです。複数立てて、「はくぎんせかい」を連発することもあるため、3-3採用がベストだと思います。
パルキアV・Vstar 2-2
メインアタッカー兼サブアタッカーです。アタッカーの役割ももちろんですが、「スターポータル」によるエネ供給が優秀です。複数立てることが少ないので2-2採用でよいと思います。
かがやくゲッコウガ 1
本デッキのエンジン兼サブアタッカーです。キュレムVmaxの「はくぎんせかい」により、「スターポータル」を頼らずとも、「げっこうしゅりけん」が打てます。後述します。
ヤレユータン 2
本デッキのキーカードとなります。役割はおもに二つです。
①キュレムVmaxの「はくぎんせかい」を「さるぢえ」により、確定なものとする。
②博士の研究にて、トラッシュしたくないカードをトップに埋める。
ヤレユータンは本デッキにて、重要な役割を担います。3投もありかと思います。
クロバットV 1
ドローソースです。安易に出さずに、崩れたスタジアムにて、トラッシュする手段があるときや、リーサルのためのカードを探しに行くときなどに使用します。
ドラピオンV 1
対ミュウ兵器です。ミュウがかわいそうです。
クイックボール 4
安定の4投です。
ハイパーボール 2
カイという優秀な水ポケモンの確定サーチサポートもあるため、削りました。
バトルVIPパス 1
後1のカイからバトルVIPパスが優秀なので、1投です。
たっぷりバケツ 3
優秀な水エネルギーのサーチカードです。終盤デッキ内にかさばることもあったため、1枚削って3投です。
スマホロトム 2
ヤレユータンとの相性が抜群のカードであり、さらに、ヤレユータンの役割の一つであるキュレムVmaxの「はくぎんせかい」を確定的なものとする役割も担うことができます。
とはいっても、最序盤に数枚手札に来られても、困ることがあるため、2投としています。3投までならありかと思います。
クロススイッチャー 4
カイとヤレユータンを利用すれば、有効な場面で使用することができます。ヤレユータンの「さるぢえ」にて、トラッシュを避けつつ山に埋めて、カイを使用しつつ、2枚そろえて有効な場面で使用します。
ふつうのつりざお 1
本デッキは水エネルギーをトラッシュしつつ、打点ラインを伸ばすキュレムVmaxの「ダイフロスト」の性質上、水エネルギーが枯渇する可能性があります。メロンやパルキアVstarの「スターポータル」、トレーニングコートなど、トラッシュの水エネルギーを再利用する手段は多くありますが、やはり、最終盤に水エネルギーをデッキに戻したいことがあります。
また、本デッキはヤレユータンやかがやくゲッコウガなどキーとなるポケモンがいますが、3~4投はしていない(できない)ため、再利用する手段として、採用しました。
ふうせん 1
ヤレユータンに持たせることがもっとも多いです。また、ロストアビスにてロストスウィーパーが収録されたことにより、グッズ破壊をしてくるデッキが増えました。適当にヤレユータンにつけずに、「ボスの指令で前に呼び出された」「ヤレユータンでスタートでした」など、逃げる直前に持たせることを意識しましょう。これはこだわりベルトも同様です。
こだわりベルト 2
第一形態から、1枚採用枚数を増やして、2投です。これは課題点①の「キュレムVMAXの打点ラインが足りない」の克服を目指したことが理由です。
「打点ラインが足りない」という課題の克服の手段としては、ガラルジグザグマを採用するという手段もあるでしょう。

ガラルジグザグマを採用しなかった理由は「ベンチの枠が足りない」からです。ガラルジグザグマを採用する形もありかと思いますが、採用するのあれば、回収ネットもセットで採用したいところです。回収ネット・ガラルジグザグマ採用型は、エアプですので、評価はつけられないです。
ポケモンいれかえ 1
キュレムV・Vmaxを入れ替えたい場合、ふうせんでは1エネ足りません。また、キュレムにはなるべくこだわりベルトを持たせたいので、1投です。
ヒスイのヘビーボール 1
キーとなるポケモンである、ヤレユータンとかがやくゲッコウガをサイドから回収する役割で採用です。
博士の研究 4
第一形態の2投から、第二形態の4投にしたことで、もっとも変化したところです。課題点②の「手札のリソースが不足する」と課題点③の「雪道ツツジに対する解決策がない」の解決を目指した採用となっております。
課題点②の「手札のリソースが不足する」に対しては、純粋に手札の枚数が増えるので、解決策になり得ます。
課題点③の「雪道ツツジに対する解決策がない」について、雪道ツツジをされた際、カイが手札に来たとしても、解決策にはならないですが、博士の研究では、純粋に手札が増えるので、解決策になり得ます。
博士の研究とクロススイッチャーの採用は、一見矛盾を孕んでいるように感じると思います。しかし、ヤレユータンの項目でも前述しましたが、その矛盾を解決できるのが、ヤレユータンの「さるぢえ」です。「さるぢえ」にて、クロススイッチャーのトラッシュを避けましょう。
カイ 2
4投から2投に採用枚数を減らしました。課題点②の「手札のリソースが不足する」の解決を目指したことが理由です。しかし、グッズと水ポケモンの確定サーチは超優秀です。
メロン 2
キュレムVmaxの打点ラインの底上げなどの役割を担います。キュレムVmaxに1エネもついていない場面で、場にキュレムVmaxが1匹しかいない場合、そのターンに「ダイフロスト」を打つには、必ずメロンが必要になります。キュレムVmaxについているエネルギーがぎりぎりな場面などでは、適当にメロンを打つことは避けましょう。
ボスの指令 1
リーサルやシステムポケモンを呼び出して時間稼ぎなどの役割を担います。クロススイッチャーも採用しているため、1投です。
マリィ 1
手札干渉です。
トレーニングコート 2
エネルギーをトラッシュして、打点を伸ばすキュレムVmaxの「ダイフロスト」の性質上、ぴったりなスタジアムです。また、かがやくゲッコウガの「かくしふだ」との相性も抜群です。
崩れたスタジアム 1
第一形態では採用を見送りましたが、以下の役割があるため採用にいたりました。
まず、一つめは「ナイトアセット」使用後のクロバットVをトラッシュするための手段です。
二つめは課題点③「雪道ツツジに対する解決策が少ない」の解決策として、単純にスタジアムの数を増やして対抗するためです。
三つめは相手のマナフィをトラッシュさせるための手段です。現在、キュレムVmaxがあまり環境に出てきていないため、パルキアVstarの「スターポータル」を打った後であれば、かがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」は起動しないと思われがちです。そこで、崩れたスタジアムを貼ると、真っ先にマナフィがトラッシュされます。そこに、「はくぎんせかい」を利用して、「げっこうしゅりけん」をぶち込んでやりましょう。
そして、四つめとして「レジギガス」デッキへの対策カードです。本デッキの不利マッチと考えられるデッキの一つに「レジ系統」があります。その対抗策として、崩れたスタジアムがその役割を果たします。
いまのところ、各環境デッキに対する動き方は執筆しない予定ですので、ここで「レジギガス」に対する動きを解説しますが、「レジギガス」デッキが不利マッチである理由は以下の2点です。

 ①レジ系統の多くはHPが130以上であるため、素点のみの「ダイフロスト」で気絶しない
 ②こだわりベルトを持っているレジギガスの「ギガンドブレイク」により、キュレムVmaxがワンパンされる

本デッキの強みとして、現環境に鋼タイプがいないため、キュレムVmaxがワンパンされないことがあります。そのため、非エクでありつつも、キュレムVmaxをワンパンしてくる「レジギガス」はたいへん天敵となります。
そこでの対策カードである崩れたスタジアムですが、適当に貼っても、スタジアムが豊富に入っている「レジギガス」デッキにはすぐに貼り返されます。重要なのは貼るタイミングです。
本デッキが初見の相手でも、本デッキが「頂への雪道」により止まることは自明だと思います。そのため、「レジギガス」側は喜んでスタジアムを消費してくるので、2枚ほど相手のスタジアムが見えてから、崩れたスタジアムを貼りたいところです。


水エネルギー 10

■理想の場

目指したい場は、キュレムVMax 2、ヤレユータン 2、パルキアVStar 1、かがやくゲッコウガ 1です。

ヤレユータン2、キュレムVmax2を立てることで、「はくぎんせかい」を2回、確定的にすることができます。こうすることで、バトル場のキュレムVmaxに1枚もエネルギーがついていなかったとしても、「はくぎんせかい」2回→手貼りで即「ダイフロスト」を起動させることができます。
また、前述したように、同様の手順でかがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」も起動できます。

■最序盤の動き

●先1の場合
パルキアV 1、キュレムV 1を立てて、エネをキュレムVにつけられれば、及第点です。
●後1の場合
パルキアV 1、キュレムV 2を立てて、エネをキュレムVにつけられれば、及第点です。キュレムVが2である理由を、先2の相手の動きをパターン分けして考えます。
パターン①:パルキアVが先2で倒される
この場合、エネ1がついているキュレムVを後2のアタッカーとして起動させます。エネ1がついているいるため、「はくぎんせかい」→手貼りで「ダイフロスト」120~270ダメージを打つことできます。また、もう1匹のキュレムもVmaxに進化できれば、さらに、「はくぎんせかい」を追加して320ラインもみることができます。
パターン②:エネがついているキュレムVが先2で倒される
この場合、パルキアVstarに進化できれば、「スターポータル」により、生き残っているキュレムVにエネは供給可能です。また、場合によってはかがやくゲッコウガの「げっこうしゅりけん」でもよいでしょう。
仮に後1の場が、パルキアV 2、キュレムV 1として、キュレムVが先2で殺された場合、アタッカーはパルキアVstar(もしくは、かがやくゲッコウガ)になると思います。パルキアVstarの「あくうのうねり」ですが、アルセウスVstarなどのHP280まで打点ラインを伸ばすには、双方のベンチがフル展開されている+こだわりベルトが必要になってきます。パルキアが環境に蔓延っている昨今、相手が警戒せずにベンチをフル展開してくるとは考えにくいです。なのであれば、「3エネ+こだわりベルト」、もしくは「4エネ」の「ダイフロスト」によって、返しで280ラインのVstarをワンパンできるキュレムVmaxを後2のアタッカーとしたいところです。そのため、パルキアV 1、キュレムV 2が後1の及第点と考えます。

■あとがき

本デッキのほとんどは、ポケカ四天王の凱さまのレシピのままであり、そのようなデッキをこのようにどや顔で解説するのはいかがなものかと思いましたが、皆様の参考になればと思い、執筆させていただきました。最後までご高覧いただき、ありがとうございます。
万が一にでも、ご希望があれば、各デッキに対する動き方なども書いてみたいと思います。気軽にTwitterまでDMください。






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