剣道部時代の夢 2020/03/18

見知らぬ体育館。中学時代の同輩、後輩がいる。私は中学三年生、一番上。キャプテン。人間関係は現実とおなじだった。
急に一個上OG集結。私は講義に出ていて、部活があることを知らない。遅れて参加するが、無論防具も道着も竹刀も持っていない。隅に正座して稽古を眺める。
OGらはいつも不自然に一生懸命で気味が悪かったのを思い出す。頑張っていますアピールに余念が無い感じ。私たち後輩には優しかったけど、どこかで見下しバカにし、嫌われていたように思う。
稽古終了。私が遅刻する旨を書いたメモをOGにからかわれる。拗ねてるんじゃないよ笑。そうじゃないけど、曖昧に笑って流す。
当時は憧れの的だった先輩たちは、今の視点で見ればただの小娘だった。思春期の肥大化した自分に振り回される滑稽な小娘だった。幻滅。
終了の挨拶は顧問と部員で向き合って正座で礼をするが、私がキャプテンなのでその礼の号令を出す。
誰一人頭を下げなかったので悲しくなった。現実はここまで露骨に意地悪はされていなかったのに、夢は増幅させやがる。はーやだやだ。もう少し寝るつもりだったのに、気分が悪くて寝ていられない。

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