色々な建玉操作を考えてみよう8

オーダーの種類と組み合わせについて

今回は、オーダーの種類と組み合わせについて考えていきます。FX取引において、オーダーの種類や組み合わせを上手に使いこなすことで、トレードの効率を高めることができます。

まずは、逆指値注文とトレーリングストップ注文の組み合わせについて考えてみましょう。逆指値注文とは、指定した価格に達した場合に、指定した価格よりも高い価格で買い、または低い価格で売りを行う注文です。トレーリングストップ注文とは、指定した価格から一定の距離を設定し、相場が進展するにつれて、指定された距離分だけストップ値を動かす注文です。

例えば、1単位のbuyから始めて、10pips上がったところで、逆指値注文で1単位のsellを設定し、同時にトレーリングストップ注文も設定する場合を考えます。

① buy(±0) + buy(+10) + 逆指値注文(sell) + トレーリングストップ注文 = ???
この操作では、10pips上昇した時点で、逆指値注文で1単位のsellを設定し、同時にトレーリングストップ注文を設定します。その後、相場が進展するにつれて、ストップ値も徐々に上昇するため、利益を確定することができます。

また、OCO注文とは、「One Cancels the Other」の略で、2つの注文を同時に出して、どちらか一方が約定した時点で、もう一方の注文をキャンセルする注文です。OCO注文を使うことで、相場の方向に関係なく、どちらか一方が約定すれば、もう一方の注文をキャンセルできるため、リスクを最小限に抑えることができます。

例えば、1単位のbuyから始めて、10pips上がったところで、OCO注文で1単位のsellと10pips下がったところでの逆指値注文を設定する場合を考えます。

② buy(±0) + buy(+10) + OCO注文(sell, 逆指値注文sell(-10) = 0
この操作では、10pips上昇した時点で、OCO注文で1単位のsellと10pips下がったところでの逆指値注文を設定します。その後、相場が上昇した場合には、1単位のsellが約定し、利益を確定することができます。逆に相場が下落した場合には、10pips下がったところでの逆指値注文が約定し、損失を最小限に抑えることができます。
以上、オーダーの種類と組み合わせについての例を挙げました。FX取引において、適切なオーダーの使い方を理解し、上手に使いこなすことが大切です。今後も、様々な建玉操作について考えていきますので、お楽しみに!

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