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2023/9/9 BROAD6@COTTON CLUB

個人的には4年ぶり2回目のBROAD6。
1st、2ndにお邪魔しました。
めちゃくちゃ素敵だった…ジャズとアカペラという、自分の大好きな音楽をひたすら浴びる贅沢な時間だった…。
以下私のための自己満忘備録レポ、というかただの感想文です。(書いたのはライブ当日です)

♪My Romance

ド初っ端のport.ヤバいな。ていうか加藤さんがヤバいな。知ってたけど。
BROAD6の売りの一つでもある、音域の広さを1曲目から見せつけられた感。

♪My Favorite Things

圭介さんの"Ah…(無声音)"の色気な。耳元で聴く音源も頭沸騰してヤバいけど、生で聴くのも色気だだ漏れすぎて全身ゾクゾクするしホントどうしたらいいんだ。
怪しげな雰囲気の前奏からの、これまた色気のある伸二さんリード…思わず呼吸を忘れる…。ステージの上の伸二さんは、そのサイズ感から想像できないオーラが発せられてる。コーラスの上を滑るように流れていくのが本当に素敵。
"When the dog bites, When the bee stings,"の歌い方、正確に言うと語尾の歌い方、ちょっと音程無視してる感じは、もしかしたら原曲意識してるのかな。他のメロの歌い方もすごくいいんだけど、特にここのパートが輪をかけて好き。歌いながら時々不敵に口角を上げるところ、言葉で何と表現すればいいのかわからないんだけども、いかにもThe奥村伸二で超めちゃくちゃ大好き。
中盤部(音源だとさくらさくらのメロのところ)で、たぶん2ndだけだったと思うんだけど、杉ちゃんがアドリブでSeptember(Earth, Wind & Fire)のメロを入れてきたあたりホント天才。ライブならではですね。
伸二さんリードに杉ちゃん北さんという3声のハモりもめちゃくちゃ好き。ステージ上では離れた位置にいるけど寄り添ってメロディが動く安定感。やっぱり根っこはINSPiファンです私。
あと、私の2ndの座席がちょうどリードで一歩前に出た伸二さん越しに圭介さんが見える位置だったんですけど、チラッチラッと伸二さんに視線をやっている様子が"リードボーカルをがっちり支えるベース"感があって良きでした。

♪Take Five

1stでは事前の予告通り泣いた。前奏から泣いてた。
このアレンジのベースラインの跳躍もかなりエグいし(アレンジャー自ら歌うからいいんだろうけど)、コーラスパート、ずっと同じ音のハモりもなかなかしんどいものがあるよね。しかも微妙に音が変わったりするから、あれ絶対難しいだろうな…。
そんなハーモニーの上で歌う杉ちゃん。この前の夏ツアーの1件からずっと考えてるんだけど、結局のところ私、ボーカル杉田篤史がめちゃくちゃ好きなんだと思う。
"Though I'm going out of my way〜"の難解メロ、リズムも複雑だし全体的に下降音型でめちゃくちゃ歌いづらいとこ、跳躍音のコントロールが1stの最初のメロではちょっと危なっかしかった(その様子すらかっこいいと思えてしまうのだが)のも、曲後半では修正してくるのマジでハンパない。いかにも人間が奏でている音って感じがする。好き。中盤のスキャットも最高にかっこいい…なんなんですかホントに…。
突然現れる北さんリードも、まったく違うカラーでこれまた素敵なんですよね…!北さんがリード歌う時のステージ上での存在感がすごいなのよな。体の大きさとかいう問題じゃなくて、それまで裏方パートで潜めていた息が思いっきり前面に出てくる感じ。だって普段、かなり意識して聴かないと北さんどこ歌ってるのかわからないもん(INSPiファンになった頃からずっとなんですすみません)。
2ndでは楽しそうな杉ちゃんの様子を見てニヤニヤする圭介さんなども観測しました。

♪How High The Moon

途中でリズム変わってからの息の合い方が異常。
特に2ndは1stよりも速かったな…よくあのスピードでハモるよな…。
途中の杉ちゃんのスキャットめっちゃ好き!
それに続く荒井さん伸二さん北さんの3声の職人技を感じる緻密なハモり
加藤さんと圭介さんのオクターブのムーブ
どれも違ってどれもいい。
曲最後、"moon"でスパンと終わるのおしゃれ。

MC
◯1st
wikipediaによると、2010年結成のBROAD6
初めてのレコ発ツアーです。アルバム作る作る詐欺してました。伸二さん『遅くない?笑』
さりげなくアルバムを手に持つ杉ちゃん。
ステージ衣装のネクタイの色もアルバムジャケットのイメージに合わせてみました(グリーン)
今回のオリジナルカクテルについて
荒井さん『会場のすぐ近くにある東京駅の駅舎がすごくて。漢字を使ってみようと』→音々(ねおん)という名のカクテルでした。
◯2nd
圭介さん『デビュー14年目、満を持して、デビューアルバム発売です!』
北さん『絶対買って帰らなきゃダメですよ』
伸二さん『なんで強制するの?』
その後ろでCDを手に取り眺める杉ちゃん
じゃあ28年目でセカンドアルバムですね!
今回のアルバムはベスト盤のようになった、ジャズのスタンダードナンバーを揃えて原点回帰したような感じ
もう少しペース早くアルバム作りたい…7年くらいで、いやもっと短いスパンで
MCが長くなりすぎ問題、MC警察伸二さん発動。
圭介さん『小声でどんどん次行こうと言われたので次行きますね』

♪Moon River

さっきから加藤さんの音域が本当にヤバいのよ。知ってたけど。そしてめちゃくちゃ澄んでて綺麗なの。
アルペジオを一人一音ずつ鳴らすとこ、どうしたらあんなに揃うんですか?
加藤さんと荒井さんの高音ハモりがものすごく素敵。
わざとビート感変えるところでゾクッとする…アレンジャーさんのセンス、ホント信頼しかない…まあ私の最推しなんですけど…。
生で聴けば聴くほど、4thパート伸二さんの音が謎すぎる。でも絶対歌ってて楽しいですよねそのパート

♪Waltz For Debby

ここで椅子に腰かけて2曲
前奏のport.の畳み掛けが素敵。
恍惚とした表情で色気満載の伸二さん、まさに歌い上げるとはこのこと…。そんなリードを最初から最後までがっちり支えるコーラスの厚みがすごい。

♪My Funny Valentine

荒井さんと圭介さんの場所チェンジして
前奏では何の曲かわからないな…と思ってたら
ボイストランペットきたーーーーーー
1stはちょうど圭介さんが見えない座席だったので、最初マジで本物のトランペットかと勘違いした…私の耳がアホなのか、クオリティが高すぎるのか。また1stの間奏では、アドリブで『ちいさい秋みつけた』のメロを演ってました。
2ndは真正面からばっちり見える位置でガン見させていただきました。ガン見してても本物のトランペットの音かと思った。やっぱりクオリティが高いのか。
そして北さんリードきたーーーーーー
ホント北さんの素敵な歌声が一番活きる音域だと思うわこの曲。"Stay, little valentine, Stay"に心臓撃ち抜かれた。好き…。
途中三連符でリズム揺らすところや、コーラスの"if you care for me"、アレンジャーさんのセンスが光ってる。
ところでこの曲、しれっと杉ちゃんがベースやってるんですね…???杉ちゃんの低音ボイス大好き民なのでめちゃくちゃ嬉しいです…!!!
元々ベースの音域の人ではないから重低音でドーンと鳴るわけじゃないんだけども、その控えめな感じがむしろ原曲のイメージに近いと個人的には思えてならない。訥々としたメロディラインや北さんの歌声を引き立たせるよう。ホントかっこいい…!!!
さっきから杉ちゃんかっこいいばっかり言ってるな私

MC
◯1st
またさりげなくCDを持つ杉ちゃん
伸二さん『俺、暗い三拍子の曲が多い…』
圭介さん『伸二の声色は元々明るいんだよね』
伸二さん『ギャップ萌えってやつだ!』
さらに伸二さん曰く、My Favorite Thingsは本来マイナー調で始まりメジャー調で終わるメロのはずなのに『なんか短調(マイナー調)のまま終わるんだよ!』
対して圭介さん『世界中のアレンジャーが同じ解釈なら面白くないでしょ。俺根暗なんで。』
エゴサしたら雨バンドと言われていたBROAD6
◯2nd
圭介さん『バラード尽くし…』
圭介さん曰く、Waltz For Debbyはアレンジの段階からCD音源になったときのことを考えていた。前奏のところ、右から左からコーラスの音が聴こえてくるようになっているので、ぜひお楽しみください
ここでメンバー他己紹介
荒井さん『タコ紹介?なんかバカにされてんのかと思った』
荒井さん→今回のCDでリード曲がなかった
圭介さん『ロックとか歌わせると凄いんですよ』
伸二さん→この木なんの木の人です。4thパート、みんなが取っていった最後の残った音を歌ってる。
荒井さん『サラダでいうとドレッシングだね。あなた次第でフレンチにも中華にもなる』
加藤さん→言わずと知れたハイトーンの持ち主。BROAD6のリーダー。言い出しっぺ。
加藤さん『リーダーと言っても何もしてない…。』
荒井さん『あなたが言い出さなかったら(BROAD6)始まってないからね』
杉ちゃん→メガネ、愛媛県西予市野村町在住、3rdいわゆるテナーパート担当。
伸二さん『住所さらされるやん…』
北さん→だいたい7th鳴らしてる。BROAD6のマネージャー。アルバム制作大変だった。楽曲使用の許可を取るのが。
杉ちゃん『(許可取るために)ニューヨークまで行って』(真顔)
北さん『行ってませんよ!嘘です!普通のテンションで言うのやめて!』

♪Autumn Leaves

圭介さんのリード、幸せすぎて頭がクラクラする…脳みそ溶ける…。"I see your lips, the summer kisses"の威力、私には刺激が強すぎた…。
それにしても、YouTubeで初めて聴いた時も驚愕したんだけど、Autumn Leavesをサンバ調にアレンジするとは。うーん、ぶっちゃけ賛否両論ありそう。私はそんな意外性が好き。
こういう曲調で荒井さんのリードが合うんよね。
途中の伸二さんと北さんのハモりパートがすごく好みでした。
セカンドアルバムでぜひ音源化を…(チラッチラッ)

♪Caravan

客席の手拍子がめちゃくちゃ教育されている。
圭介さんのソロがかっこいい…。
途中でリズム変わってステップ踏むところ可愛い。
最後の音、加藤さんと圭介さんの間には何オクターブ差があるの???4オクターブくらいか…???

♪Sing Sing Sing

確か4年前のライブでも聴いたような気がする
ブラスバンドパートの再現度が凄い。この躍動感をアカペラで出せるのホント凄い。
6人ともノリノリだなぁ、マジでかっこいいわ…こんなにリズムに乗って歌えるのめちゃくちゃ楽しいだろうな

MC
◯1st
圭介さん『次が最後の曲ですが…』
客席\えーーー/
伸二さん『夜の回もあるんですよー』
最後の曲は、リードが移り変わっていく、ちょっと変わったアレンジです
杉ちゃん『(このアレンジが)すごく好きです』
圭介さん『嬉しいですねー(ニヤニヤ)』(←めちゃくちゃ嬉しそうだった)
北さん『圭介の気分が良くなった』
◯2nd
Sing Sing Singの後の拍手が一際大きかったことから
圭介さん『手応え感じちゃった!』『今日ホントいいライブだな!』
杉ちゃん『あらためてアカペラっていいね』

♪Someday My Prince Will Come

初っ端からどんなport.繰り出してくるんだよ…上からと下からと同時に繰り出されるとこんな不思議な響きになるのね。
あんまりディズニーには詳しくない私ですが、字ハモの音域といいハーモニーといい、夢の国感が溢れてるなぁ
リードが移り変わるというより、みんなでメロディを歌い繋いでいく感じなんですね。なるほどおもしろい。
特に2nd、圭介さんが楽しそうだったなー

Encore
◯1st
アルバムを手に持つ杉ちゃん(3回目)、そしてアルバムを撫でる杉ちゃん
加藤さん『今回のアルバムは圭介の家でレコーディングして、ディレクションもしてくれて…圭介いつもありがとね』
何か言ってほしそうなオーラを出す北さん
加藤さん『…北くんもね、ありがとね』
加藤さんにくっつきに行く荒井さん
加藤さん『…健一もね』
荒井さんのことを話そうとしている加藤さんにくっつきに行く杉ちゃん
加藤さん『早くない?笑』『ありがとね、みんなに』
◯2nd
加藤さん『いつも以上に拍手もらえてる気がする』『マネージャーの北くんが頑張ってくれて』
その横で大きく頷く北さん
加藤さん『(アンコールの曲は)CDにも入ってるんですけど、この曲をCDに入れられたのがすごく嬉しいです。デビュー当時からずっと歌ってる曲です。』

♪Stardust

テンポの揺らし方が神。この曲、すごくメロのリズムや間の取り方にセンス要ると思うんよね。拍子通り機械的に演ってもきっと単調なだけで。それを字ハモで見事に揃えてくるのが本当に凄い。
2ndでは圭介さんが途中で手をヒラヒラさせてて、まるでStardustのようだった

2ndではダブルアンコールの拍手もあったんですが、時間が押していたこともあり、そのままお開きになりました…それだけ名残惜しいと感じる、もっと聴きたいと思える素敵なライブでした。

ところで、今回のレポではあえて控えめに書いていたことを最後に書いておいてもいいですか?

今回のライブも圭介さんが終始かっこよかったです!!!!!!(大声)

いや何回か書いてたやんと思われた方、これでもだいぶ抑えてるつもりなんですわ…。
弦バス弾く真似をするのも、音叉を鳴らす仕草も、歌いながら楽しくて仕方なさそうな表情も、最後のカクカクしたお辞儀も、ライブ全編にわたって全部全部かっこいい。自分でもヤバいこと言ってるのは知ってる。
何より、楽しそうな圭介さんほど見ていて幸せな光景ってないな。圭介さんに限らず、全ての推し様に言えることなんだけどもさ。
これからも圭介さんが好きなことを続けられますように、そしてその姿を見る機会にたくさん恵まれますようにー!

素敵な時間をありがとうございました!!!!!!
また聴きに行きたいと思います!!!!!!

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