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私たちは「仲間」を増やしていく。


プロローグは1年前

私たち道教組が、「いまの時代だからこその組合づくりを考えなければならない!」と強く感じたのは、ちょうど1年前のことです。
道教組運動を未来につなげけていくために…。いわゆる組合用語でいうところの「組織拡大・組織強化」をどう進めていくのかということを単組代表者会議や定期大会で議論をしようということになりました。
ちょうど時を同じくして、全教の定期大会でも同じような方針が提案されていました。そこには、「私たちが増やしているのは『数』じゃない『仲間』だ」という、ある若い先生の言葉が引用されていました。

私たちが増やしているのは『数』じゃない。『仲間』だ

この言葉は、組合に加入したあとで一緒に何かに参加したりするような『つながり』を切らさないようにすることが大事…というような、経験から導かれた重たい意味があるのだろうと思います。
そこで、この教訓をキャッチフレーズにさせない運動をしなければならないと考えさせられました。そこで、この『仲間』という言葉を引用させていただく形で「私たちは教職員組合運動に集う『仲間』を増やしていく」という言葉を生み出したわけです。
すでに組合に入っている方には「教職員組合運動をひっぱる仲間になってほしい」という意味で。これから組合に迎える職場の方には「いっしょに組合に集う仲間になってほしい」という意味で…。

組織論を学びたい!


ほぼ時を同じくして2019年3月。道教組定期大会は「集中討論」という形で組合づくりを考え語り合う場を設けます。そのときに、「コミュニティ・オーガナイジングというものがある。どうも組織論を学べるようだから道教組運動に取り入れられないか」という意見が出されました。
これが、私たちとコミュニティ・オーガナイジングの出逢い…のようなものです。
ここから、「まずは体験してみよう」ということになり、2019年6月には初めてのワークショップを開く運びとなりました。

「仲間を増やす」ということをつかんで離さない!

冒頭で紹介した「数じゃない、仲間だ」という言葉は、私たち道教組だけではなく、全教に集う各県組織のみなさんにも強く心に響く言葉だったようです。
先日行われた全教第37回定期大会の討論では新たな仲間を迎えることを「組織拡大」と表現する方がほとんどいなく、その代わりに「仲間を増やす」という言い方をする方が大勢いらっしゃいました。
「ねぇ、組合に入って?」という対話を力強くすすめていくために、私たちは仲間を増やしていく取り組みを進めます。
このnoteで文章を発信するのもその「ひとつ」です。
それぞれの地域で教職員組合が元気に活躍できるよう、それぞれの教職員組合が力合わせするヒントをみんなで作っていきたいと思っています。

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