2018年 中高生部門 最優秀賞『嘘の木』
受賞者
上原 彩佳さん 高3
読んだ本
『嘘の木』 フランシス・ハーディング作 児玉敦子訳 東京創元社
作品 ★文中に本の結末がふくまれています★
私には男尊女卑が理解できない。人類が誕生した時は男性も女性も平等だったはずなのに、いつから男性が優位な仕組みができたのだろう。どうして新しい命を実際にこの世に産み落とす女性が男性の肋骨から生まれたことにされなくてはならないのだろう。男尊女卑という概念が人類の歴史の中で長い間常識であったことを学んだ幼い時から、私はこの理不尽