殻に閉じこもる「私」たちの言葉

「そんなこと、できるわけない」
「絶対に、変わらない」
たいして長く生きていないこの人生の中で、
そういう台詞を人から言われ続けられました。
(「シャバはつらいよ」大野更紗:あとがきより)

周囲は、難病難民女子であるところの「大野更紗」に対して、
何をかや言うのだろうが、おせっかいだということに気付こう。
おせっかいどころか、オノレの不自由さに気づくべきかもしれない。
「大野更紗」のうちなるワタシは、モノ言う周囲の想像もつかないほど自由なのだ。
周囲の声どころか、「私」(=「大野更紗」)にさえ拘ることなく、
何かことをなそうとする精神。

そんな果てしなく自由な精神にふれると気分が昂揚する。


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