感覚統合をしよう! 第1回 いきいきとした子どもたちの生活のために
行動の原因がある
私の仕事(教師)は、子供たちが社会の中でいきいきと 活動できるように成長するための手伝いです。そのためには、「常に子どもたちの行動の原因をさぐる」必要があります。どうやって原因を考えるか?通常は家庭環境や児童のもののとらえ方を聞いたり普段の生活の行動をよく観察したりすることで仮説を立てていきます。そして、その仮説をもとに授業を考えています。
子ども理解のための方法「感覚統合」
2011年夏の研修で私は、新しい視点を得る機会を得ました。それが「感覚統合という視点」です。感覚統合とは、子供たちが自分がどのように対象に対して考えているかを整える教育です。普段無意識に行っている感覚の調和の難しい子どもたちがいるということです。
五感とあと2つ
視覚
聴覚
味覚
嗅覚
触覚
このほかに あと2つの感覚があります。
それが
固有覚(こゆうかく)
前庭覚(ぜんていかく)
この二つの感覚は特に重要です。
固有覚と前庭覚
固有覚…自分の体の動きを感知し力加減や運動を制御する感覚
前庭覚…体の傾きやスピード姿勢のコントロールや眼球運動、覚醒状態のコントロールに作用する感覚
感覚情報は人が行動・理解するための足がかりになります。感覚をどう感じてどのように情報処理されているのかを知ることで人の行動が見えてきます。そうすることで怠けている・ふざけていると怒らずにすむようになると考えます。
これからのノートで紹介すること
第 1回 感覚統合 ~いきいきとした生活のために~
第 2回 過敏でも鈍磨でも困る感覚
第 3回 感覚刺激は脳の発達のための栄養 ~感覚欲求~
第 4回 視覚の統合
第 5回 聴覚の統合
第 6回 触覚の統合
第 7回 味覚・嗅覚の統合
第 8回 前庭覚・固有覚
第 9回 感覚欲求を満たす活動
第10回 大切にしたいこと
10回で研修したことをまとめていきます。
(参考資料)
資料 感覚統合療法学会 http://www.si-japan.net/
感覚統合を学ぶ会 http://groups.yahoo.co.jp/group/sic-tokyo2004/
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