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気持ちの切り替えが苦手な子


一度嫌なことがあると一日中、
執拗に同じことにこだわってしまって
ずっとご機嫌斜めが続く児童はいませんか?

こうなってしまう理由は、
何かの引き金があって
その為に感情的になって
冷静な判断ができなくなるからです。
どうしてかを言うことは簡単なのですが……。
実際にそういう児童がクラスに居たら
配慮が必要な児童の一人になるでしょうね。


いつまでたってもずっと引きずってしまって
一日中解決できないことが続くということは
不適切な怒りにつながっていることもあります。
これってよくないですよね。

人の感情である情動は諸感覚の情報が頼りです。
情動が怒りに繋がっている時は
考えることを止めて、
感情を紙に書いて言語化したり,
気持ちの変遷を
絵に表したりしています。

紙に子供や担任としての自分の想いを書き出すのも結構有効です。

イライラしている時には怖いぐらいに恐ろしい言葉を書きなぐっていることも続くこともあります。

こんなこと考えているのかとちょっと怖くなることもありますよね。

自分の中で思っている言葉を紙に書きだすと、ほんの少し怒りを招いたことから距離をとることができるので
少し冷静に自分の気持ちが冷静でないことをメタ認知することができます。

7つの習慣では,自分で自分の人生の主人公になることができる為の一つの条件として、自分で「自分のご機嫌を取ることができる」ということがありますよね。

みんなをまとめる役割のリーダーが,自分の想いや気持ちをコントロールできないと本当に困るし役割を果たすことはできないです。

リーダーなんて自分には無理という人もいるかもしれませんが、自分の人生は自分が主人公です。だから自分の気持ちをうまく操縦することは何歳になっても大切なことだし、訓練する必要があります。

例えば訓練なしに地震や火事に遭うと人はパニックになります。
でもそれがあるとみて避難訓練をしておくと実際に災害が起きたときには一つ一つ考えなくても机の下にもぐったり、とっさに頭を守る行動をすることができますよね

対人関係のトラブルは「相手に怒りの感情を持つ」所から始まります。
「馬鹿にされた」「自分だけ叱られた」「自分の思い通りにならない」そんな時に人は不適切な怒りの感情につながることがあります。

馬鹿にされたと思っても怒りの感情を適切にコントロールできれば問題はありません。また、ストレスがあっても嫌な気持ちをうまく表現できることが大切です。また、解決できないことにずっとこだわるなら、何かで気を紛らわせるというのも有効です。

個々の子どもたちのつまずきをどうすれば前よりのいい状態になるのかを見極めていきましょう。


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