見出し画像

百折不撓(ひゃくせつふとう)

どんな困難にも屈しない。百篇倒れたら百篇立ち上がる。それが人類のDNAであるというお話についての感想が今回である。

そんな中、今日は7月19日。

三浦春馬さんの自殺の報道があった。

私の母は2歳の時に栄養失調になりながらも満州から引き揚げてきて今七十歳を超えている。
いったい何が足りなかったのだろうかと私は考え込んでしまった。

画像2

今回の特集では百折不撓のために必要なのは「心の免疫力」と書いてある。免疫とは事前にできるものではない。なにか、その個体に危機がある病原菌が体の中に入ることによって防衛反応としてできるものだ。

ジャンヌ・カルマンさんの長生きの秘訣は笑うことと、退屈しないことだったそうだ。

百二十歳まで元気に生きた人は心身のウイルスに勝ってきた人である。

致知には立派な偉人の話がたくさん出てくるが、

父もまた、私の身近な偉人のひとりである。

父は栃木県の真岡に生まれ、高校を卒業してから、自動車の修理工、税理士事務所、国鉄の線路の整備員、モーターの組み立て、皮革の販売、作業服の販売と様々な職業を転々としてきた。

父の弟は東京に父が出てきてから下宿で5年間一緒に暮らし、大学を卒業したあと、高校の先生になって今は、父の高校の同窓会長になっている。

至誠の碑1

男兄弟はお互いに競い合って、けんか別れしやすいと聞く。でも父は一番苦しいときに一緒に頑張った弟が出世していくのはとてもうれしいことだと今でも語る。俺は高校までしか出なかったからなあ。とニコニコ語る父を見ていると本当に神々しく感じる。

作業服屋は軌道に乗り、今では、真岡店・宇都宮店・筑西店・佐野店・伊勢崎店の6店舗を構えるようになった。
何もないところからそれこそ0から事業は立ち上げることができるのである。

ウイルスの脅威がある中、父に電話してみると、
「ちょうど安く土地が買えたからもう一店舗出そうと思うんだ。」
学校の先生が嫌になったら、店手伝ってくれ!という。
80歳を過ぎてもうあとは死ぬだけと考える人ももう駄目だと考える人も多い中、なんとたくましく雄々しい日本人だろうか。
私はそんな父の子供であることを誇りに思う。

よろしければサポートお願いします。 ありがとうございます!(#^.^#)