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ノーをイエスに変えるデートの誘い方

みなさん誰かに何かをお願いする時ってどうやって伝えていますか?
多くの人はまっすぐ思ったことを伝えていると思うんですが、実は言葉って伝え方次第で、
同じ内容でも、ノーになる返事をイエスに変えることができるんですよ。
今回はそんな言葉の伝え方の技術についてお話をします。

例えば会社の経費を落とすときに「この領収書落とせますか?」
って聞くと、使える経費も満足にないこのご時世、緊張感が走る瞬間だと思うんですよ。
大体こうゆう時ってジムのお姉さんはこっちを振り向くことなく無表情で
「落とせません」って言われて終わると思います。

このときに考えて欲しいのが、「何がいけなかったんだろう」ってことです。
誰とどんな目的で飲んだものだから?
もちろんそれもあるかも知れないんですが、もっと根本的に言葉の伝えかたが不味かった可能性があるんですよね。

例えばこんな言い方したらどうだと思います?

「いつもありがとう、近藤さん。この領収書、落とせますか?」

おそらく前者と後者で印象が全然違ったと思います。
これだけで一瞬でノーと言われた返事が、イエスに変わる確率が上がるんですよね。

もちろん理由があります。
それは「ありがとう」という言葉を最初に言ったからです。
「ありがとう」っていう言葉は、相手を認めている言葉なんですよ。
人には承認欲求って言って、認められたい願望があります。
だから最初に、「いつもありがとう」って言葉をつけるだけで、相手は嬉しいんですよ。
試しに、いつも会う掃除のおばちゃんに「いつもありがとうございます、今日もよろしくお願いします」って伝えてみてください。
多分喜ばれますよ。

つまり「ありがとう」を冒頭に置くだけで否定されずらくなるんですよ。
認めてくれている人のことをサポートしたいっていう気持ちが芽生えやすくなるので、
成功率も上がります。

もう一つは名前を呼ぶことです。
「近藤さん」って僕は呼びましたよね。
人って自分に関係する言葉や、自分の話をされると例え大きな音楽が流れるところだろうと、
不思議と聞こえてくるものなんですよ。
これを心理学でいうカクテルパーティ効果って言うんですけどね。
要は何が言いたいのかと言うと、人は自分のことに一番関心があるんですよ。
だから相手の名前を呼ぶと言うのは、単純ですが、めちゃめちゃ効果があります。

それに「いつもありがとう、近藤さん」って言われると、
「私に」感謝しているって思うから、嬉しいし、なんかちょっと距離が近く感じませんか。
人は自分に近い関係のものを大切に扱う傾向があるから、断りにくいんですよ。
これをニーチェのいう遠近法を利用しているんですけどね。

こんなふうに何気ない言葉ですが、ほんのちょっとの言葉で人の心に影響を与えることができるんですよ。

じゃあここから少し応用して、女の子をデートへ誘うときにどう言うかを考えてみましょうか。
みなさんならなんて誘います?
「今度の週末空いてる?飲みに行かない」とかですかね。
この言い方だとよほどこちらに気がないと、乗ってくれないんですよね。

お願いをするときは3つのポイントがあります。

①自分の頭の中に浮かんだ言葉をそのまま出さない
②相手の頭の中の言葉を想像する
③相手にメリットと一致するお願いをする

大抵の場合、自分の頭の中に浮かんだ言葉をそのまま出してしまうと思いますが、
これはギャンブルと一緒ですね。ストレートに言えば言うほど断られることが多いんですよ。
お願いをする前に立ち止まって考えましょう。

相手の好きなものはなんですかね?
「インスタが好き」「可愛いお菓子とかタピオカとかの写メをよく挙げている」
としたら、

「インスタ映えする、可愛いカクテルがあるんだけど、一緒に言ってみない?」

って言うとどうですかね?
ただ誘うより、成功率高そうだと思いませんか?

①自分の言葉ではないですよね。僕は彼女と飲みに行きたい、デートがしたいと思っているけど、それは言葉にしないんですよ。
②相手の頭の中の言葉を想像するです。相手が好きなのは「インスタが好き」で「可愛いお菓子とかの写メを挙げている」って言う情報があるから、それらを満たす言葉を作ってあげるんですよ。
それが③の相手のメリットとの一致ですよね。

結果として、僕も一緒にデートできるわけだから、目的はかなっていますよね。
こうやって相手にお願いをすると、相手からイエスをもらえる可能性が上がるんですよね。
ぜひ綺麗な美女をデートに誘いたいと思っている、僕みたいな内向的で引きこもりな男
男性陣は、今日からバンバンアタックしてみてください。

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