おがさ

モザンビーク🇲🇿で働いています。

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最近の記事

言語学習と金曜日

ポルトガル語がなかなか上達しない。 モザンビークの公用語はポルトガル語なのだが、仕事では英語を使う場面の方が多い。日常生活に必要となる最低限のポルトガル語は誤魔化しながらなんとなく使っているのだが、会話をするのはまだまだ厳しい。 言語学習をするとき、僕は「Anki」というアプリを使っている。わりと有名なアプリだと思うが、簡単に説明すると自分で自由にカスタマイズできる単語カードアプリである。英語学習をしていたときに感触が良かったので数年前から使っている。 例えば "Frut

    • パワー不足

      日本が衆議院選挙を終え、これからは米大統領選の投開票日も迫っている。モザンビークでも先日、大統領選挙が行われた。日本人からの注目度は低いのだろうけど。 選挙の集計結果が発表された現在は、野党側勢力の抗議運動が活発化し、治安部隊との衝突が起きるなど不安定な情勢が続いている。 いわゆる発展途上国での選挙は"荒れる”と知識としては知っていたが、現地で体感したことはなかったので、どんなもんかと思っていた。投票日は何も荒れている様子はなかったが、選挙結果の発表前(投票日と結果発表日は

      • モザンビークで卓球を

        海外駐在したらスポーツをするといいよー、と駐在していた人から聞いたことがある。 別に海外駐在してなくてもスポーツはした方がいい、というのが真理な気はするが、駐在中の趣味としてスポーツは王道である。駐在中は、日本との違いからストレスを抱える人も多いのだが、スポーツは言語や文化の壁を越えやすい。ストレス発散の手段として最適なのだろうなあと思う。 で、自分はどうなのかというと、これまでそれなりに本気で卓球を続けてきたので、モザンビークでも卓球をしようと思っていた。もちろん卓球用具

        • 4年ぶりのカップラーメン

          僕は4年前にカップラーメンを食べないと決めた。 きっかけはコロナである。2020年の4月に緊急事態宣言が発令され、上京したて、社会人になりたての僕も在宅勤務を命じられた。不要不急の外出禁止と言われていたので、一応外食はせずに自宅で食事する日々。料理自体は苦にならなかったので、料理本を買ったりして自炊を続けていた。しかし、作り置きをする計画性や在宅勤務中の短い昼休みに料理する気力は無かったので、昼ご飯はカップラーメンを買って食べることが多かった。今思うと、ずっと家にいたことが

          花束ボーイズ

          昼過ぎから夕方の時間帯、道路に向かって花束を持っている男が立っている。最初見た時はこれからプロポーズを予定している人なのかと思った。しかし同じような人があまりにも多く、すぐに彼らが花を売っていることに気付く。 花を買ってくれと絡まれると面倒だなと思いながら、声をかけられる覚悟で彼らのそばを通る。しかし、彼らは僕には一切声をかけてこない。どうやら車に乗っている人をターゲットにしているようだ。いや歩いている人でも買うだろと思ったのだが、確かに花束は歩いて持つには嵩張るし、車を持っ

          花束ボーイズ

          友だち認定

          路上を歩いてると「amigo!」と声をかけられる。 amigoは、ポルトガル語で「友だち」という意味だ。もちろん、声をかけてくる現地人は友だちではない。その人たちは大抵、何か買わないかと言ってきたり、金をくれと言ってくる。 別にモザンビークに限った話ではないが、ここでは外国人であるというだけで目立ち、声をかけられる。 そういう時の対応は基本的には無視である。 モザンビークではないけれど、実際に海外で騙されて金を取られたこともあるし、無視をすると決めておかなければ心が持たな

          友だち認定

          マダガスカルとかApexとか

          モザンビークへの駐在が決まったと、周囲に報告したときの反応第1位は「どこそこ?」である。それに対して「南アフリカの右上です」と答える。それでも「あぁあそこか!」となるわけもなく、結局スマホで地図を見せることになる。 この緑で着色されたところがモザンビークだ↓ 地図を見せると、けっこうな確率で「マダガスカル近いね!」と言ってくれる。人によっては、「マダガスカルってここにあるんだ!」とか「マダガスカルなら行きたいなあ」と言う人もいて興味がマダガスカルに奪われたりもする。「あな

          マダガスカルとかApexとか

          蝉の鳴かない8月

          この前、誕生日だった。20代後半の僕は、誕生日だからといって年齢を重ねたことに対する喜びはないけれど、「おめでとう」と言われると嬉しいものである。特に子どものときは、ただ1年過ごしただけで周囲から祝われ、数字が増えたことで大人に近づいたような気がして嬉しかった。 誕生日もあるし、夏休みもあるし、昔から8月は好きだ。強い日差し、熱気、蝉の鳴き声、店から洩れてくる冷房の冷たさ…体に激しい感覚と思い出を残す8月が好きだった。 しかし、今年の8月はどうやら違うようだ。というのも僕は

          蝉の鳴かない8月