リュウセイオー龍六月十二日

風に吹かれて――テントは世界を包む

テント空間の魅力は、風や日差しなど自然環境との連続性にあり、また様々な創意工夫を加えられる自主性にあります。テントはまさに、内部と外部の間にある人工の「皮膚」のようなものでありましょう。そのようなテントは、素人でも立てることができるなど、特別な技術や資産も必要としません。つまり、誰しもがゼロの状態から始められるのです。…本企画は、明治大学大学院教養デザイン研究科の教員と院生が中心となり、テント劇団「野戦之月」に御助力をいただき、演劇用テントを明大和泉キャンパスに6月12日~22日の十日にわたって設置し、相互教育、ワークショプ活動の空間として利用するものです。毎日のイベント(毎回午後6時~)以外にも、13日からは午後12時~6時まで沖縄の戦争の傷、復帰運動、米軍基地を取り続けた写真家、大城弘明氏、森口豁氏の写真の展示も行っております。

場所:明治大学和泉キャンパス(京王線、明大前駅徒歩五分)、メディア棟横特設テント

(以下、全て午後6時~)
12日 オープニング企画「無法地帯」(ダンス)/リュウセイオー龍(「野戦之月」所属)

13日 「自分の身体と出会ってみよう」(ダンス・ワークショップ)/グループ“Body Synergy”

14日 「イラン~ペルシア華麗なる美の伝統」(講演+音楽)/ソレイマニエ フィーニー アミール(千代田トレーディング株式会社代表取締役)+ルーミーバンド

15日 「沖縄、そのイメージの群島へ」(講演+スライド上映)/仲里効(映像評論家)

16日 「テント芝居「考」わーくちょっぷα――『テント場 考』発題と発語の稽古」(講演+ワークショップ)/桜井大造(テント劇団「野戦之月」)

17日 「「アラブの春」と広場文化」(講演)/山本薫(アラブ研究者、東京外国語大学非常勤)

18日 「東洋演劇の実技と哲学について」(京劇の体験型ワークショップ)/魯大鳴(ルー・ダーミン/ろ・だいめい、明治大学非常勤講師)

19日 「ゲルで暮らすということ―モンゴルの遊牧から考える―」(ビデオ/写真を用いた講義)/森永由紀(明治大学商学部教授)

20日 「学ぶ」をもう一度考える(映像+講演)/映像作品:「学ぶことの意味を探して~神田一橋 通信制中学の歳月~」/東野真(ひがしのまこと、NHKエンタープライズ 制作本部 情報文化番組、エグゼクティブ・プロデューサー)

21日 「テント芝居「考」わーくちょっぷ β――『ガマ 考』試演と感想戦」(ワークショップ)/桜井大造+森美音子(テント劇団「野戦之月」)

22日 テント解体作業(参加者を募集)

連絡先:明治大学大学院教養デザイン研究科

電話:03-5300-1529、メールアドレス:humanity@mics.meiji.ac.jp

※参加を希望される学外の方は、上記までお申込みください。

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