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【エッセイ】久留米のバイタリティばあちゃんにほっこり

今日は読書をしない日にしようと決めた。
考えすぎはよくないし、ほぼ室内にいる生活もなんだか味気ないし、何より体は動かした方がいい。

で、今日は遠くの定食屋さんへ昼ごはんを食べに行った。
大体車で1時間くらい。
久留米にある『てらさき食堂』

ここは連れ合いが学生時代にお世話になった食堂。
外観からして、私好みなお店である。
小洒落たお店もたまには行きたくなるが、趣深く歴史を感じるお店も好きだ。

お店の引き戸を開けると
右手に小あがり、左手にテーブル席、奥にキッチン、、、いや厨房がある。
そしてその厨房のあたりに、それはそれはハツラツとしたおばあさんがいらっしゃる。

そのおばあさんが注文・配膳をしてくれた。
おそらく私の祖母(82歳)より遥かに年上なのだが、豪快に伝票を書き、しゃあしゃあとしゃべり、重たいお盆を手にスタスタと料理を運び、
そしてタバコを吸う。

さらには、白いブラウスを着た私に『ケチャップがつかんようにお食べ』と、まるでお母さんのように世話を焼く。

バイタリティ溢れる人でありたいと思う私。
このおばあちゃんほどこの言葉にぴったりな人物になれるだろうか。

気持ちよく、かつボリューミーな美味しいご飯をいただき、帰宅した。

そして私は本を読むことにした。
「LIFE SHIFT2』
あのおばあちゃんは私と同じ歳の頃
これから人生100年時代に突入するなんて
思ってもみなかっただろうなぁ。

たくましく、タバコをぷかぷかさせるおばあちゃんは自然体でちょっと羨ましかった。

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