解体心象「内緒〜Night show〜」
僕らが初めて配信した楽曲
「信仰心」は
想い人への片想いと神に向けた崇拝
を重ねた初々しいラブソング
その後に発売した
ファーストミニアルバム
「神の気に触れたなら」読み《カミノケニフレタナラ》
は初めてタワーレコードにて販売を
させて頂き配信でも聴くことができる
リード曲
「神様ノ言フトヲリ」では
一枚目のシングルで描かれた
片想いが成就した相思相愛の関係性を
描いている
前作よりも更に深く研ぎ澄まされた崇拝と
宗教さながらの信頼と親愛を謳った
ラブソング
二枚目
『「おしまい」のおまじない」は
元々『痛いの痛いの飛んで往け』
と言うタイトルであった。
幼少期
夜通し成長痛に悩まされていた僕に対して
母親は膝を撫でて
「痛いの痛いの隣の家のおじさんに飛んで往け』と悪戯にお呪いをかけてくれた。
悪いことをしている反面、
僕を救う為の秘密のやり取りと
くだらない生贄に愛を感じ
いまだに身体に痛みを感じると
脳裏にそのフレーズと声色が浮かぶ
おまじない は大きな声で
伝播させるものでは無く
囁きながら与え合う細やかな契約だ
このミニアルバムが
心に響いた痛みを
和らげるお呪いになれたら嬉しいと思い
名前をつけさせていただいた
三枚目
「おいしい孤毒」
僕の座右の銘は
「毒であるなら 甘くあれ」
良いとも悪いとも言える癖で
僕は現象に対して理由を求めてしまう。
世に出た作品や人間に関しても
「人気な理由 僕が好きな理由、苦手な理由」を反射で考える
たとえ正論(この言葉も何様?と言う話だけれども)だとしても
時には引っ掻き傷程度の言葉を
口から放ってしまうかもしれない
だからこそ
現象や人間に愛をもって挨拶をする
あからさまに苦い毒を誰がパンに塗るだろう
我儘な思想を理解して欲しいなら
バターのような理屈と
ジャムのような優しさが必要
それを美味しく食らって貰いたいからである。
孤独 は楽曲制作のテーマとして
よく掲げている
ひとりぼっち は
海外で椅子を輪にして悩みを開示し合う
アレを心の中でやる時間に近しい
その貴重な記憶をネガティブであり、
暗く、冷たく、狭いからと
排除してはいけない
その血生臭い孤独を喰らい
自分と他者を思いやる冷静な判断が
備わるのだろう。
脱皮と表せば言い得て妙だろうか
脱いだ悲痛もバリバリと食らって
さらに血肉に変貌を遂げさせる
僕らが世に出した作品は
「内緒 秘密 秘匿するべき感情」
がテーマになっている
音楽はポケットに潜ませたお守りで
ギュッと握ると心が撫でられたような
安心感が生まれ、鉄のように重くなった血や臓器が羽が生えたように軽くなる。
それは内側に潜む「暗い何か」と一緒で
大きな声で声明する必要は無く
自分だけの内緒にしていいのだ
成長に痛みはつきもの
僕は一番それを知っている
その時には
痛いの痛いの飛んでいけ と歌う
僕らを思い出してほしい
ヒトリヨブランコ
はじめての単独こうえん
「内緒 Night show 」
目に見える一体感は気にせず
ひとりひとり心の中で感情を広げ
たまにリズムが心地よければ
踊って頂ければ僕は幸せ
ちょっと気恥ずかしい話ばかりをしてしまったので今回のノートに描いてある事については僕らとあなたの内緒として
くれぐれも
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?