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【FF7】旧作FF7の物語開始~エンディングまでを完全時系列で解説

FF7リメイク開始前どうなっていたか書きましたが、FF7原作ってどんな物語だったかを考えていきます。
この解説は、「ジェノバ飛来~物語開始時点の時系列」の続編です。FF7原作ネタバレです。
動画でもご覧になれます。(文字中心の解説動画です)

*本編開始直前の5年間 セフィロスの目的

自分を古代種と勘違いしてニブルヘイムを壊滅させて、クラウドによって魔晄炉の魔晄=ライフストリームに落とされてから5年間、セフィロスは星の記憶を次々吸収していました。ジェノバ・古代種・メテオ・ホーリー・北の大空洞など様々な知識を得ます。
自分は人間ではない別のもの、父に作られたモンスターであると知り、古代種を裏切った人類への恨み・ネガティブな思考からセフィロスの心は、ジェノバに侵されたかのような状態となりました。
そして、彼の目的はジェノバに成り代わったかのように、古代魔法メテオで星を傷つけ、人類や生命を根こそぎ奪い、メテオで傷ついた星を修復しようと集まってくるライフストリームを吸収し、星と一体になる。という、まるで2千年前にジェノバが初めて宇宙から飛来したときに、やろうとしたことを、そのまま実行しようとしています。

*宝条の実験を利用するセフィロス

この5年で、宝条はニブルヘイムでセフィロスに襲われて息のあった者など、ジェノバ細胞に耐性のない人間に次々ジェノバ細胞を埋め込み、廃人にして移動経過を観察することで「ジェノバ細胞は一か所に集まるリユニオンという習性があるのか」を実験していました。廃人となった人はセフィロスコピーと呼ばれています。この実験はクラウドにも行われており、意識もなく自力で移動すらもできなくなったクラウドは失敗作として、ポッド内に5年放置されています。
一方セフィロスは北の大空洞に拠点を置き、ライフストリームに溶けていました。
セフィロスはこの実験を利用し、セフィロスコピーたちと、神羅ビルに移動されていた首のないジェノバの胴体を操って、自身の姿に成り代わります。古代魔法メテオを発動させる「黒マテリア」を、北の大空洞に持ってこさせようとしています。北の大空洞である理由は、メテオ発動にはライフストリームが豊富ではなければだめで、まだ2千年前の星の傷を修復中の、ライフストリームが豊富な大空洞はうってつけということ。

*クラウドたちと神羅との衝突

クラウドは5年の眠りから覚めて、FF7本編が始まり、ジェノバ細胞に作られた人格をかかえながら、対神羅テロ組織アバランチとして活動していました。
一方神羅では、古代種に魔晄があふれだす「約束の地」に案内してもらい、ネオミッドガルを作る計画の一環で、エアリスを強引に神羅ビルへ連行して、クラウドたちと対立します。
エアリス奪還のため、神羅ビルにクラウドたちが突入した直後、セフィロスはジェノバの胴体を操って、自身の姿に変えて、プレジデント神羅を切り捨ててミッドガルを出ていきます。
クラウドたちは、エアリスの言動とセフィロスの行動に星の危機を感じ取り、セフィロスを追いかけてミッドガルを出て世界を旅します。

*世界を旅した結末 忘らるる都

世界を旅する中で、仲間を増やし、神羅の追手を振り払いながら、情報を手に入れてセフィロスを追っていました。
古代魔法メテオを発動させるための黒マテリアをセフィロスより先に手に入れたクラウドたち。しかし、ジェノバ細胞を持つクラウドが、セフィロスに操られて黒マテリアをセフィロスコピーに渡してしまいます。
ショックで寝込むクラウドの夢に、エアリスは現れて、クラウドを慰めて、心配し、一人でセフィロスに対抗するために旅立つことを告げます。エアリスは、母の形見である「白マテリア」で、メテオと唯一対抗できる、古代種しか発動させられないホーリーを、古代種のふるさとである忘らるる都で唱えていました。
エアリスに追いついたクラウドたち。しかし、セフィロスの操る分身が現れて、エアリスは切り捨てられて命を落とします。

*クラウドの自我崩壊

悲しみも束の間、セフィロスの分身は黒マテリアを持って、北の大空洞へと移動していました。
その分身から黒マテリアを奪還したクラウドたちに、セフィロスは5年前のニブルヘイムの惨劇を見せて、クラウドの人格がザックスやティファの記憶をもとにジェノバ細胞によって作られた、存在しないものである事実を突きつけます。
ずっと疑問を持っていたティファはうろたえて、その様子を見たクラウドは、自分がただの作られた人形だと感じ、自己喪失の中、セフィロスの操られるがままに、黒マテリアをセフィロスに渡してしまいます。
クラウドは、ずっとセフィロスを追っていたと思っていました。でも、「セフィロスに呼ばれていただけ」ということに気付いてしまいました。
そして、メテオは発動してしまいました。

*ティファとクラウドをつなぐ絆

北の大空洞の爆発で、クラウドとはぐれてしまったティファたちは、ライフストリームが噴き出すミディールでクラウドを発見。
長い間ライフストリーム=魔晄漬けとなっていたため、廃人状態になっていました。
一人でクラウドの看病をするティファでしたが、ミディールの街を破壊するほどのライフストリームの吹き上げがあり、クラウドとライフストリームに落ちてライフストリームに溶けたクラウドの精神世界に迷い込みます。
そこで二人は、ティファの知っていることと、クラウドの知っていることを、2人で確かめ合いながら、「クラウドは確かに存在していた」ということを、証明していきます。
死んだ母に会えるかもしれないと、立入禁止のニブル山に入っていくティファをクラウドは追いかけて、2人で崖から転落した記憶。
ティファは崩落前後の記憶を失い、ティファを連れ出したのはクラウドであると村人たちに勘違いされた記憶。
さげすまれ荒れていく中で、村の人たちに、そしてティファに認めてもらいたくてソルジャーになるために村を飛び出した記憶。
ソルジャーになれなかった記憶。
5年前、下級の一般兵として姿を隠してニブルヘイムに行っていた記憶。
村を壊滅させ、ティファを切り捨てたセフィロスに怒り、セフィロスに剣を突き刺されながらも、不意を突きライフストリームに突き落とした記憶。
ついに、クラウドは7年前、5年前、ジェノバ細胞によって上書きされる前の、すべての記憶を思い出すのでした。

*最終決戦

すべてを思い出したクラウドは、行く手を阻む神羅の追手を振り払い、自分にジェノバ細胞を移植する人体実験で、モンスター化した宝条と対峙します。宝条はジェノバ細胞によってか、ミッドガル中の魔晄をセフィロスに送って彼を援護しようとしていました。クラウドたちは激闘の末、宝条を倒します。
その後、クラウド一行はメテオの対抗魔法、ホーリーをエアリスが唱えていたことを知ります。
しかし、それは発動していません。セフィロスが邪魔をしていました。
そして、エアリスが唱えてくれたホーリーを封じるセフィロスを倒しに、北の大空洞に乗り込みます。
激闘の末、ついにセフィロスを打ち倒し、ホーリーを解放します。しかし、ホーリーの解放が遅すぎて、メテオが止まらず、星が消滅しかけた次の瞬間。エアリスの意思がライフストリームを呼び寄せて、ホーリーと融合してメテオを押し戻し、星を救うのでした。


500年後のミッドガルを見下ろすレッドXIII親子。そこには、魔晄を吸い上げることをやめた、廃墟と化したミッドガルがありました。そして、豊富な草木が生えて、世界で生命の営みが自然なものへと還っていたのでした。

これが旧作FF7の全容です。

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やっぱり、忘らるる都と、クラウドの記憶を取り戻すところで、どんなドラマが待っているのか。
そして、この流れはどれほど変化するのかが、リメイク次作の気になるところ。

リメイク時点で多くのひねりを加えているあたり、次作でも相当な掘り下げや追加要素があることは推測できますので楽しみです。

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