ゴミを調べる祖母

ずっと忘れていた記憶が蘇った

私の父(毒親)の母(私には祖母の人)も毒親で、そうとうアタマのおかしい人だった

私がうかつにゴミを出すと祖母にゴミの中身を調べられて、私がゴミに出したものが家のどこかに戻っていた

これだけでなく、私が食事をしていると私が何をどのくらい食べているのか、祖母は私が食事を終えるまでずっと凝視してチェックしていた

人様からお菓子などのもらい物があると必ず仏壇にあげて、カビが生えたりして食べられなくなってから私にくれた

自分の年賀状などは私に書かせるのでの祖母は文盲なのかと疑っていたが、私にハガキが届くと全部勝手に読んでいたことを知って、祖母は文盲ではないのに自分で年賀状も書かない人なんだと理解した

私は祖母が大嫌いだった

祖母は7人も子どもを産み、私を含む孫の世話もした(させられた?)人だが、私は祖母から愛情や親しみを感じたことはなかった

祖母の娘たち(私の叔母にあたる人たち)の全員が、訪ねてくると必ず私に「おばあちゃんの言うことを聞くんだよ」と言って去っていくのが不思議だった

まだ両親が離婚していなくて母が同居していたときですらそう言われていた

だから叔母たちもアタマがおかしかったんだと思う

なぜか叔父たちには祖母の言うことを聞けとは言われなかったが、彼らは全員昭和のダメ男だった

ちなみに祖母の夫(私には祖父の人)は人間として恥ずかしい人だったが(詳細は省く)、父はそのような人を崇拝していた

私の名前はそのような祖父の名前から一文字をとってつけられたものだが、父の自己中さ全開で私に対する優しさが全く感じられない醜い名前である

田舎の「本家」に生まれたために迷惑な名前をつけられ、親戚一同のダメさをいちいち目にしなければならなかったのも不幸だった

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