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『仏教の正統と異端』最高におもしろい

今日はこどもの日ということで、妹夫婦と姪っ子が来ていました。子供がいると何かしらイベントごとがあって良いですね。

ちょっと残念なことが…妹がケーキを買いに行ったのですが、地元のお店が5月いっぱいで閉店してしまうとのこと。後継者がいないらしいのです。

小さい頃から誕生日ケーキやクリスマスというとそこのお店で買っていたので、残念ですね。色々と思い出もありますので。

しかし、洋菓子屋さんは厳しいですよね。材料の値段上がっていないものを探す方が難しい感じですものね。乳製品も卵も小麦粉も値上げで、ケーキの値段は子供の頃の1.5倍くらいになっています。

最近はもっぱら手作りの和菓子ばかり食べていますが、たまに食べるケーキというのはやはり特別です。町のケーキ屋さんみたいなのはこれからどんどんなくなっていくんですかね。

さて、今日はちょこちょこお話ししている『仏教の正統と異端』について紹介できればと思っています。いずれ読み込んだ上で記事を書きたいと思いますが、一回通しで読んだ時点の感想や興味深い点などを書いていきます。

大乗仏教でもなく上座部仏教でもない

これは帯に書かれた文言ですが、この本ではまさに上座部仏教(原始仏教)から大乗仏教へと仏教が発展、変遷していったというステレオタイプな仏教史理解ではなく、そもそもインドには教えの正統という意識が薄く、様々な教えが一つの部派内でも併修されていたという事実を資料を元に提示しています。

特に日本の場合は大乗仏教の起源に対する関心が高いため、どうしてもそういった起源を明らかにする学説が取り上げられがちですが、この本では逆に現在の上座部仏教の正典であるパーリ三蔵がどのように確定されたかを明らかにすることで、初期インド仏教の教え(経典)の多元性や正統意識の薄さを描き出していて、とても新鮮でした。

うーん、色々書こうと思ったのですが、どうしても仏教のかなりマニアックな話になってしまい、普通の人にわかりやすい話にはなりづらいですね。

どういう切り口で紹介したら良いか、もう少し考えようと思います。





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