殺害告白、葬列

殺しました 殺しました 殺しました 殺しました
あの日に僕が
切り裂く目元は僕だけ
殺しました 殺しました
しがみついて命乞いさ
後にも先にも僕しか分からない

葬式君の周りには偽の涙

ここにいる全員が偽善者

こいつらは君の何も知らない

偽善だった君しか知らない

最期にさ

嘘じゃないよ

嘘つくなよ

泣いていました 泣いていました 泣いていました 泣いていました
あの日に君が
処女膜の味は僕だけ
泣いていました 泣いていました
逃げ惑う監禁部屋
上にも下にも躰しかない

葬式僕は紙を開き秘密の練習

ここにいる全員に見られる

僕だけ君の全部知ってる

偽善も笑顔も知ってる

最初にさ

嘘吐くなよ

嘘つくなよ

スピーチ

呼ばれたよ

僕は声を整え

君に背を向け言うよ

殺しました!殺しました!殺しました!殺しました!
あの日に僕が!
泣いていました!泣いていました!泣いていました!泣いていました!
あの日に君が!
切り裂くような目元も処女膜の味もみんなに笑顔を振りまいて良い子ヅラしていた君の本当の命乞いもみんなに笑顔を振りまいて良い子ヅラをしていた君の逃げ惑う背中も
嘘をつくなよ
俺をなだめるな
もううんざりなんだ
君は憑かれたんだ

殺しました 殺しました 殺しました 殺しました
あの日に僕が
切り裂く目元は僕だけ
殺しました 殺しました
しがみついて命乞いさ

君の手の味

君の足の味

君の顔の味

君の血の味

君の膿の味

死に顔だけが真実だ

僕の言葉だけが嘘だ

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