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MMTの現金紙幣が借用書です論がわからなかった

経済をしらべていると、MMTやリフレ派という単語が出てきますが、私はまだ説明ができません。特にMMTで「1万円は借用書です」が謎でした。何に対する借用書なの?という感触が非常に不自然に感じたのです。

私の1万円は何の借用書なの?

ところで、下記の記事で「財政破綻する」主張する方が国債は通貨の発行で消せるてきな話を主張しているという部分があり、以前より理解が深まりました。つまり、「1万円は借用書です」の意味は「1万円は通貨発行で発生したもので、日銀の国民に対する負債、言い換えると借用書です」という意味で、もっと別の表現をすれば、「1930年代以降、金本位制を廃止した貨幣経済において、1万円は何かの資産との交換を保証されたものではなくなっています。通貨発行の結果の1万円札は借用書と表現はできるものの、銀行に返すとなにか価値のあるモノ(例えば金塊)が戻ってくるような類のものではありませんが、通貨発行主体である日銀の負債として計上されますので、借用書と表現します」って感じなのかなと捉えています。

一橋大学大学院経済学研究科の佐藤主光教授が、Wedgeで「仮に国債を日銀が買い取ってしまえば、あるいは(現在は財政法上、認められていないが)直接、国債を引き受ければ、政府の民間に対する債務はなくなる。しかし、詰まるところ「国債」という国の債務が、「貨幣」という中央銀行の債務に代わるにすぎない。」と、語った。

日本人には貨幣に対する知識が広まっていない?

こんなおじさんになるまで、お金の歴史も知らなかった。需要と供給などは学んだし、国債や世界恐慌なども学んだとおもう。でも貨幣の歴史とか、信用創造ってなんだとか、世界の国々はどの程度通貨発行しているのかの現状を調べてみようとか真剣に考えたことはありませんでした。

今から10年以上まえからGoogleなどで検索すると「信用創造ってしくみを考えた人がいて…」という話には触れることがあり読んだことがありました。しかし、その時には「銀行って、お金預けるとお金増やせるのか、すごい利権だな」程度の感想であって、歴史的に金本位制から今に至る流れや、お金の発行について考えたことがありませんでした。歴史からコンパクトに「お金」について子供に伝えていくことが大切なのかもしれません。

通貨発行の限界

巷に、通貨発行をどれだけしてもOKかが分からないと書いてある意味がわからないのですが、世界が毎年3%の率で通貨を増やしているのならば、同じ率で増やすことが基本で、それより多すぎるとインフレとか通貨間の関係が崩れることもあるかもしれないし、ないかもしれない(世界のお金を持つ人々にその通貨の価値を信用させることができれば、発行量が増えても安定している)っていう感覚が自然なのではと今は感じています。なにか根本的に抜けている要素があるのでしょうか・・

今回もネットで調べて分かる範囲の情報で考えているので、色々考慮不足もあるかもしれません。やはり、もうすこし多角的な情報が欲しいところです。信頼度として60点くらいで頭に入れて置こうと思います。

皆様はどうでしょうか?

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