インフレする世界で財政赤字の意味が説明できないです
日本が経済成長しない背景をしらべて、通貨発行量の増加のパーセンテージが世界に比べ少ないことが関係しているかもという話はしました。通貨発行を考慮すれば、普通の家庭のように、収入と支出というバランスだけでなく、そこにどの程度通貨発行するかという要素を加えないといけません。インフレを目指す世界で、財政赤字ってなにかが疑問になりました。
通貨発行量を含んだグラフが見つからない
国の予算の中に、私の今の理解では昨年に比べて2-3%の通貨発行量の増加分を(世界の国々で進めているインフレする世界の平均)を考慮が必要と思います。でなければ、国際的な通貨の安定を考えれば、日本円だけ発行量の増加がすくないと、他の通貨に比べて希少になり高くなってしまうためです。
調べましたが、通貨の発行を考慮したグラフは見つけられず、下記リンクのように「国の借金」と書かれた項目の中に通貨発行で増加した円の要素が含まれるのかなと思うようになりました。
国の借金と通貨発行は近い値
国の借金が令和3年で43兆とあります。日本のM2のグラフの1Y(1年)確認すると、11月に5000Bilion増えています。Billionは10億なので、5000x10億円は5兆円です。Jan 2021の1月から11月の11カ月で1138000位から1176000位に増えている(3%強)ので38000つまり38兆円です。12月でも5兆円増えれば、国の借金とほぼ同量になります。おおきくは外していないのかなと感じました。
国の借金は通貨発行なの?
今の国の円グラフに通貨発行の要素は見て取れませんでした。世界では毎年2-3%で通貨発行を増やし、直線的ではなく二次曲線的に通貨量が増えていました。この事実から考えると、日本も毎年2-3%で国の予算が増えて、国債発行の額面は常に昨年を上回らなければ不自然です。そしてインフレの影響から税収も2-3%上がるでしょうから、予算の割合としては40%とか50%が国の借金(通貨発行)だというのが自然に感じます。
国の借金が増えると、国が破綻するんだという論が昔ありましたが、我々は騙されていたのでしょうか?世界が「通貨発行量を2-3%増やし続けている」というここ数十年の事実を知れば、再生赤字という単語がもつ「日本は成長しないで欲しい」というミスリーディング感を感じます。
本当に通貨発行量って日本すくないのだっけ?
フランスは500,000から3,000,000に迫る勢いで25年で5倍以上です。アメリカは4,000から20,000強で25年で5倍以上です。縦軸のスケールが違うので判別しにくいかもしれませんが、二次曲線的ですね。
日本は600,000弱から1,200,000弱の2.5倍程度です。最後の跳ね上がっている部分は国民に10万配ったためですね。毎年この程度の通貨発行を続けつつ、海外に流出しない方法、経済が国内で回る仕掛けが出来れば日本は再び成長する国になれるのではと感じました。
気になる人は自分でデータやグラフを確認してください。
私はまだネットで調べて分かる範囲の情報で考えているので、もうすこし多角的な情報が欲しいところです。とは言え、今回は元データが事実しかなく、推測の入る余地がほぼないので、信頼度として80点くらいで頭に入れても良いのではと思います。
皆様はどうでしょうか?
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