第100回凱旋門賞予想

記念すべき第100回凱旋門賞。状況が状況じゃなければ絶対現地で観戦していた。帰国後に隔離されるのはさすがに厳しい…

仕方ないのでグリーンチャンネルで見るしかない。以下予想。

◎スノーフォール
前走は上がり33秒台が出る固い馬場で、お散歩ドスロー。メジロブライト新馬戦のようなペース、トレヴがバルチックバロネスに敗れた時と同様のレース展開だったので評価は落とさない。
良馬場スロー2〜3F戦は苦手ということはわかった。ロンシャンより遥かにタフなエプソムでの圧勝から、今日のような道悪で本領発揮とみている。
使い詰めの疲労がない前提で本命。しかしJRAオッズだと馬券的妙味はなさそう…

○タルナワ
昨年のヴェルメイユ賞では日本で該当する馬場状態がないほどの不良馬場(いわゆる田んぼ)で勝利。
愛チャンピオンSは不利を受けて敗れるも、前走からの距離延長もプラス。
ラスト1Fの伸びが強烈で、毎回突っ込んでくる安定感は魅力。
◎とは甲乙付け難いが○なのは好みの問題w

▲ハリケーンレーン
前走、前々走とも圧勝。6馬身差をつけたパリ大賞典は重馬場で、馬場適性的に有力。
悩ましいのはセントレジャー→凱旋門賞という死のローテ。
主戦のビュイックがアダイヤー騎乗ということは、陣営の序列的にアダイヤー>ハリケーンレーンなのだろう。しかしローテ的にはキングジョージからの直行よりマシに思える。どっちも実績の少ないローテだけど。

△アダイヤー
ベストの状態で走れたら一番強い可能性もあるが、中間の頓挫により割引。
キングジョージからの直行で勝ったら1995年ラムタラ以来。もちろん勝ってもおかしくない力はあるが、1995年より今年の方が出走馬の層は厚い。
前2走はかかり気味に先行。折り合い面で不安があるだけに久々は気がかりな材料。ペースが流れた方が追走は楽かもしれない。

△ディープボンド
キレずバテずの馬だけに、フォワ賞の上がり33秒台は意外。日本より高速かもしれないロンシャン良馬場への適性はさておき、本領を発揮できるのは今日のような渋った馬場なのでは。
ひと叩きした上積みも期待できる。本来番手で競馬する馬だが、逃げて仮柵外したグリーンベルトを取ったら面白いと思う。明確な逃げ馬もいないし、ブルームがラビットをやるのも考えにくいので。
トビが大きな馬なのに重馬場でも器用に走れるのが不思議ではある。

クロノジェネシスは体質だったりクラブの事情もあると思うが、宝塚記念から直行で現地に慣らすことすらしないというローテ…残念ながら馬券は買えない。これで勝ったら競馬の常識が変わるくらい大きな勝利だと思う。

余談だが、渋った馬場の方が日本馬の好走例が目立つと言われている。現地馬も走ったことのない馬場になれば地の利がなくなるということなんだろうか。なんだかんだ地元フランス勢が強いレースなのだが、今回は日英愛勢で決まると予想する。


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