冬眠明けのヒグマ注意　道が春の特別期間、建設業者も現場で対策施す

春の陽気に包まれ始めた北の大地では、冬眠明けのヒグマへの注意が必要となっている。北海道は4月1日から5月31日までを春のヒグマ注意特別期間に定め、警戒を呼び掛けている。（画像は2023年度の札幌近郊クマ出没地点）

2023年度のヒグマによる人身事故6件のうち、2件は4、5月に発生。山あいに現場を構えることのある建設業は、施工の本格化に合わせ、接触防止の対策に工夫を凝らす。市街地への出没も増えていて、札幌市は対策重点エリアを設けてヒグマの定着や侵入防止を図り、すみ分けを目指す。