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新幹線札幌延伸の開業延期 まちづくり見通し立たず、関連事業の先送りも

鉄道・運輸機構は北海道新幹線札幌延伸の2030年度末開業を断念すると表明した。駅を設置する渡島、後志管内の4市町では関連事業の先送りなどスケジュール見直しの動きが出ている。これまで工事の遅れが取り沙汰されてきたが、開業の見通しが立たないままでは、まちづくりの先行きに不透明感が漂う。(画像はJR在来線の長万部駅、新幹線開業に合わせ高架化を計画)

”熱が冷める”ー開業延期の影響を不安視

仮称・新八雲駅が開業予定の八雲町は、2030年度に創業120周年を迎える菓子食品メーカーの不二家をはじめ連携協定を結ぶ企業と、地域を活性化させる事業を構想していた。岩村克詔町長は「節目が重なったからと賛同してくれた企業も多い」と述べ、開業延期の影響にに不安を募らせる。

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