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日本は若手が育ちにくい国だ、という話

日本はとても良い国。なんだかんだ言われても世界第三位のGDPがあり、それを支える1.2億の消費がありその消費を背景にしっかりした税収とインフラがある。

だめだだめだと言われながらも自動車メーカーも家電メーカーも複数存在でき、多くの雇用を生み出している。

そんな環境にいる中でも将来に対する漠然とした不安はあり、特に若い世代にとっては『危機感のようなもの』になっている。

ただ、若手の中の危機感のようなものって、あくまで『ようなもの』に留まっていて、本当の『危機感』にはなっていない気がするんですわね。

なんというか、誰しもが若い頃に持つ『反骨心』『古い体制への批判や否定』が根本にあって、『明日自分の仕事が無いかもしれない』といった本当の危機感、ある種の恐怖感のようなものではない印象。

ただ、そんな恐怖感を今の『恵まれた国、日本』で感じろ、と言われてもそりゃ想像すら難しいし、その中でも『サラリーマン』という安全地帯に所属することを選んだ人にとっては、周りにいる人たちがそもそもぬるま湯に浸かり、言われたことだけして給料を貰ってる姿に慣れてしまい、ますます危機感を感じる機会がなくなっていくんですわ。

今の日本で若いうちから危機感を持てる、更にその危機感を土台に今の自分の仕事に邁進する、その中から『この会社が潰れても生きていける力』をつける、更に社外の人脈をつくり、一人で生きていける力をつける、こんなことができるってのは、それだけで特殊スキルだし、その気持ちさえあれば(方向さえ間違えなければ)日本でならどこでも生きていけますわ。

まとめ

  • 日本はとても恵まれた国で生きていくだけなら容易い国

  • 逆に恵まれすぎていて、危機感を持つことが難しい

  • 危機感とは成長の源泉、日本で危機感を持てるというのはそれだけで特殊スキル持ちということ

  • 危機感は持つだけならなんの役にもたたない。危機感は成長に繋げてこそ役立つもので、危機だ不安だと言い続けるだけならただの評論家都同じ

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