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価値観をひっくり返される音楽 - ZOMBIEM

 2021年も10月に突入し、今年も残り早3ヶ月。台風一過の気持ちのいい土曜日を過ごしております。さて近年、10月の行事といえばハロウィン、街角の店頭にはオレンジ色の装飾が目立つようになりました。ハロウィンの経済効果はバレンタインデー並み、とまで言われるようになっており、毎年恒例の行事となりつつあるようです。

 さてこのハロウィンについて、皆様どんな感想をお持ちでしょうか。定着してきたのはここ10年ほど、まだあまり馴染めないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。私の方はというと、もちろん幼少時代のハロウィンの思い出は皆無。馴染みはなく、最近になって出てきた『金儲けの新顔』という印象が強く、もはや馴染んだ子どもたちは楽しんでいるものの、やはり個人的には苦笑いしてしまう節があります。

 というのは昨年ごろまでの話で、今ではすっかり楽しみになっております。なぜかと言いますと、タイトルにあるように『価値観をひっくり返される音楽』に出会ったからです。

今までのワタシはまさに

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こんな感じでした......(汗)。

 さてその音楽とは何かと言いますと、PREDIANNA『ZOMBIEM』という曲です。

 PREDIANNA は日頃私が応援している RABBIT HUTCH の所属事務所が、かつて手掛けていたアイドルグループで、残念ながら今は存在していません。しかしその楽曲たちを今や RABBIT HUTCH が受け継いで時々ライブで披露しており、私が『ZOMBIEM』に出会ったのも昨年10月24日に RABBIT HUTCH が初披露したのがきっかけでした。

 初めて聴いた時の印象は、なんかカッコいいぞ、という感じでテーマがハロウィンだということに気づくのはその後ちょっと経ってから。途中に可愛らしく挟まれる「おかしちょうだい」というセリフで「あ、これはハロウィンテーマの曲なんだ」と思いました。と、その途端「ハロウィンテーマでこんな自由奔放でカッコよく、しかもアイドルソングらしい可愛さも散りばめた曲聴いたことないぞ!」という感動に変わったのでした。

 それからというものの、YouTube で漁り、ネットで CD を買い(PREDIANNA のシングルCD『DESTROY (TYPE C)』のB面に収められています)、毎日のように聴き、目覚ましにもセットしている始末。季節問わず毎日聴いても飽きが来ることなく、出会ってからもうすぐ1年が経とうとしています。

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PREDIANNA/DESTROY (TYPE C)
https://tower.jp/item/3968941?kid=gs3968941

 直近で聴いたのは2020年11月14日に開催された『RABBIT HUTCH 3rd Anniversary Live』の第2部です。 そのころでは少しは耳に馴染んだ状況での披露だっただけにすごく嬉しかったのを覚えてます。

 音楽的な構成もダークなテクノを前提に、いかにもありがちなハロウィン的な響き、つまり属音の半音上げ下げは排除、その代わりに主音の半音上の使用で非日常感を演出していてなんとも心憎い......。作曲した方の類稀なる才能を感じざるを得ません。ぜひ聴いてみてください。

YouTubeでの視聴は以下から。サブスクでの配信や完全なMVがないのが残念です。
https://www.youtube.com/watch?v=cRIHwzLzQPI
https://youtu.be/m4BeceuWYZk?t=263
https://www.youtube.com/watch?v=gLPCmSm8OmE

 ワクチンの効果が現れたのか感染者数もピークアウト、10月から緊急事態宣言も解除され DIANNAプロジェクトもライブの予定が多くなってきました。私もワクチンを2回打ち、先月行われた『ふわぴょんわんだーらんど』に晴れて参加することができました。今月からはとにかく RABBIT HUTCH の『ZOMBIEM』披露を楽しみに名古屋通いが多くなりそうです。
Happy Halloween!!