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たいせー卒業のお話

皆様ご存じの方もいらっしゃると思いますが、新宿天幕の店長のたいせーが9月いっぱいで卒業します

一応説明しておきますと、特にトラブルが起きたわけではありません(笑)

自分にはやりたいことがあり、それをやるために自由に活動したい

この話をされた時は、即納得できました
何せ自分がそういう性格をしているので、1秒たりとも我慢できないだろうなと思いました

ただそれと同時に、少し思ったのは、
このタイミングはもったいないなと。
たいせーの性格や今の彼の状況を考えると、彼を助けてくれる人や興味を持つ人はたくさんいるだろうし、もう少しここで自分で経営のことを経験して、いいことも悪いことも自分の糧にし、しっかりとファンを作ってからの方が伸びるだろうし、やりやすいだろうと思ってしまいました

こう感じた時に自分は老いたんだなって再認識しました
昔の自分だったら、1ミリも思わなかった事を考えてしまった
そんな損得で考える時間なんてもったいない
面白いことは待っててくれないじゃん!
昔はこんな感じであちこち動き回ってた自分が、何を損得語ろうと思ってるんだ
だから失敗ばかりしましたが、この失敗が今の自分を作っていると考えると、これはすぐに出してあげなきゃとも思いました

損得で判断するようになった事に自分の老いを感じるとはと少し驚きましたが、若い人の挑戦を止めるほど、自分もダサく生きたくは無いなと思い、なるべく最速で終わりにしてあげるように動かないといけないな。
そう思い、ただ今まで支えてくれた人達に筋を通す時間も必要だと考え、今できる最速は9月いっぱいになりました

物件を見た日に偶然たいせーと会う日と重なって、偶然これからどうしようかって悩みを聞いて、じゃあ店でもやってみるかって始まった新宿天幕でした
元々、日本縦断ヒッチハイクの旅をしている時から、おもしれーやつがいると思って見ていました
彼じゃなきゃ、いきなり店1軒を任せるようなことはしなかったでしょう
極力、口出しするのをやめていたのもたいせーの感性でどういうものを作っていくのか見ていたかったからです

いつも通りやりながら考えるかって思いつつはじめてみたら、ばっちりコロナの緊急事態宣言と丸被り
やりたいこと、やれることも制限されて、何とか火を消さない方法を模索しながらやってきた9か月間
色んなことで悩んだし、壁にぶつかったと思います
普通ではない体験と経験をこれからの人生に生かしてくれたらいいなと思っています

当然、これからもたいせーとの関係は変わらないままです
まだまだ面白いことやろうという気持ちもお互い一緒です

たいせーがたまに帰ってきて、代理ママをやるときもあると思います
今後、たいせーがまた日本中を旅するなら、どこかで会うかもしれません

この9か月間のおかげで、これからの関係性も築けたこと
これが今回の1番の得た価値になっていくんだと思います

新宿天幕はこれからも終わりません
たいせーが消さなかった火を燃やし続けます
次はだれが引き継ぐのか?それともまた新しい何かが出来上がるのか?

これもまた見えないのが面白いです
計画を立てて実行していく
これはとても大事なことです
しかし計画通りに人生は進んでくれません
そんな時その瞬間を楽しめるのか?
それとも絶望して潰れてしまうのか?

同じことが起きても、感じ方で人生は変わります

これからのお互いの人生をより良く生きるために、一生懸命楽しんでいきましょう

たいせーお疲れさまでした
そしてこれからもよろしく!

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