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社長って何でしょう?

今日はちょっと気になる話を読んだので、自分なりに考えてみました

社長ってなんだろう?

世の中たくさんの社長がいます
あまり大きな声では言えませんが、それって社長ですか?みたいな薄っぺらな名前だけ社長も最近増えた気もします

正直、名前だけ社長さんは話せばすぐバレるので、それはそれでいいのですが、例えば起業家、経営者、フリーランス、色んな形の社長が同じ社長という名前で存在します

各々が違うことを言うので、社長の言葉って何が正解なの?ってなる時ありませんか?

例えば本やブログを読んでいても、その社長のスタイルで全然言ってることが違ったりしますね

そこで少し考えてみました

今回は起業家、経営者、フリーランス
この3つを比べてみようと思います

まず起業家の社長と経営者の社長の違いはどこでしょう?

これは攻めが得意か守りが得意かの違いかと思います

僕は起業が得意なタイプですが経営はとても苦手です
同じことをずっとやれないという欠点が経営には向いていません

10年先にどうなっているかを考えて進めていくために、現状の資金繰りを見ることにストレスを感じます
0から1にしたいのに、それが出来ない現状に苛立ちを感じてしまいます

すぐに次の手を打たなきゃ気がすまないのに、それが出来ない事に苛立ちを感じてしまうのです
更に言うと、答えは10年後なので、今の数字が落ち込んでいてもあまり気にしません
10年後には化けてるから今きついのは仕方ないと考えます
少し利益が出ても、次の案件の投資に回したがります

それに比べて、経営者は現状で最適な経営を選ぶことが仕事であり得意です
10年後のことは見てますが、一旦置いておいて、今1番最適な選択は何かを考えます

1のものを10にするためにどうするかを考えます
そこで出た利益はストックしておきたいし、頑張って伸ばしてくれた従業員に還元したいと考えます

このバランスが上手く取れている社長はいい社長でしょう

ちなみに僕はバランスが全然悪いので、経営はできる人に任せております
その上で動かせる資金を判断してもらい、自分の事業にいくら突っ込めるかを判断し、事業規模や何を優先的にやるかを考えます

このやり方はとても自分に合っており、ストレスを感じないで生きていけるようになりました

全く真逆に見えるこの2つのタイプに、実は共通するものがあります
何だかわかりますか?
攻めと守り、未来を見るか現状を見るか

全く別の話をしている2つですが、共通することは人がいないと出来ないと考えてることです

時間軸の違う2つの話ですが、そこには従業員がいます
彼らをどうしたらいい生活をさせられるか?
もっと良い給料にできるか?
彼らが会社にいたいと思うにはどうしたらいいか?
この思いは共通します

人を軸に考えている

という事ですね

人がいるから事業ができる
人がいるから事業を大きくできる

では少し見方を変えて、この考え方がある人が欲しい人材ってどんな人だと思いますか?

僕でしたら、人を使える人がほしいと思います
管理職ということですね

恐らくこの考えの人が欲しい人材は

人の才能を活用してまとめ上げる事ができる
その人の才能を最大限伸ばす教育ができる


この2つの能力を持つ人材が1番欲しいと思うのです

そんなの当たり前じゃん
みんなそれが欲しいに決まってるじゃん!
そう思いますか?

ではここでフリーランスやひとり社長の事を考えてみましょう
実はこの人口が最近1番増えています

この人達は、薄っぺらを除いたら、凄まじい能力を持っています
なにせ全部自分で出来てしまうわけですから、ひとりで会社が機能してしまうのです
いずれは人を雇って、会社を大きくしたり事業を増やしていくのでしょう
単品で考えたら人の数倍の能力持った人たちです
それが人を雇いだしたら、あっという間に最強の会社になりますよね

あれ?でもそうなってるんだったら、フリーランスやひとり社長はいなくなっていますよね
でも増えているような…

ここで気が付きます
人は人を使うということは意外に出来ないのです

って事はこのフリーランスの人も同じような人材を求めるのでは?
と、思いますよね

しかし違うことが起きます

この人達は自分の分身を求めます
自分と全く同じようにできる人を求めます

しかしここで気がつくのです

自分と同じことができる人がいないことに…
もっと細かく言うと、自分と同じ熱量で物事に向き合うことができない

当然、イラつきます

そして労働環境は悪くなり、人はやめていきます

ここで客観的に見えると、そんな人いるわけないじゃんとなります
しかしそこはやはり人間弱いもので、同じ目線同じ熱量を求めてしまうのです

攻めも守りも両方できて、自分と同じ熱量
これはできるはずありません
なぜなら雇っているからです

リスクと覚悟の違いが出るので、同じになるはず無いのです
ここで先ほどの目線の違いが出てきます

人を必要として事業を考えるか
自分の能力を基準として事業を考えるか

そこで同じ社長なのに求めるものが違うことに気が付きます

起業家、経営者、フリーランス

この人達は対外的には社長と呼ばれています

でも全然考えてることは違いますね

ここで時間軸の部分を見てみます

起業家→長期スパン
経営者→中期スパン
フリーランス→短期スパン

こういう形に振り分けられます
もう少し具体的に数字を見てみましょう

起業家→10年単位
経営者→1年単位
フリー→1ヶ月単位

これくらいのズレがあります
これはお金の流れのイメージが関わってきます

ここで間違えてほしくないのが、どれが良くてどれが良くないという話ではありません
自分がどういう考え方に向いているのか?
ただそれだけの話しです

これだけの時間軸のズレがあるので、話が噛み合う訳がないのです

ここで大事なのは自分がどういう目線で見るのが得意なのか?
その上で相手はどういう目線で見ているのか?

これを理解するだけで、色んな交渉や人間関係が上手くいくのです

自分を知り相手を知れば百戦危うからずです

まずは自分を知ってみましょう
自分が求めている自分と現在の自分は違うかもしれません

この違いを認識するだけでもかなり変わってくると思います

まずは自分の性格や置かれている環境を理解すること
その上で何ができるのかできないのか、何をするべきなのか

自分のやるべきことを把握しましょう

各々がやるべきことが見えている組織は強いです
しっかり歯車が噛み合いますからね

一度周りの人と話をして、お互いの動きを確認するのもいいと思います

やるかやらないかは自分次第です


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