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「言い残しストレス」を解消せよ!

日本には「言い残しストレス」という独特のストレスがあります。お腹に言いたいことがたくさん溜まってしまうのですね。温かい職場や家庭づくりには、ざっくばらんであることが欠かせません。自由でのびのびとしたざっくばらんな空気こそが、言い残しストレスを解消します。

わたしには、学生時代から月イチで会い続けている3人の仲間がいます。こういう時ですから、換気の良いファミリーレストランで静かに食事、そしてちょっと一杯。これを最近わたし達は「ファミレス飲み」と呼んでいます(笑)。彼らとは妻よりも長〜いつきあい。どんな話題でも、ざっくばらんに語り合えることが何よりも楽しい。

わたしは長年、経営コンサルタントとして現場の人たちと触れ合ってきました。会議や打合せなどもたくさんしてきましたが、ざっくばらに何でも言えて、何でも聞けるという自由でのびやかな集いは、なかなかありません。そこでわたしは、日本人特有のストレスがあることに気がついたのです。名付けて「言い残しストレス」。言いたいことを言えない、言い残していることがたくさん!というストレスです。

ある会議でのこと。わたしと一対一のときにはイキイキといろんな思いを語っていた若い社員が、関係者が揃った会議ではまったくおとなしい。一言も発言しないのです。「なにか聞きたいことがあったんじゃないの?」会議後に彼に問うと「質問すると先輩に反対したと思われる」。それが嫌だというのですね。

打ち合わせの場に、怖い上司がいると自分の意見を言えない。自分は年が若いので先輩たちに質問することもできない。などなど、言い残しストレスは蔓延しています。ざっくばらんなムードはまず、立場が上の人が作っていくものです。そうでないと、せっかくの現場や若い人たちの意見が上がってこなくなります。

ざっくばらんになるには、とりわけ、相手の言い分をよく聞くことが大事です。ちなみに、冒頭でご紹介したわたしの学生時代からの集いは「耳の会」といいます。キミの言うことをとことん聞こうじゃないか、の意味を込めているのです。


英語de元気ing
Let’s speak our minds freely!
ざっくばらんに語り合おうじゃないか!


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